あらすじ
念願の仇討ちを果たし、無事江戸の地を踏んだ俊介一行は、周防三田尻湊(すおうみたじりみなと)から船で先に帰らせたおきみの家へ立ち寄ることに。が、母のおはまは、「戻っておりません」と言う。愕然とした俊介は、供につけた伝兵衛の身を確かめるため、急ぎ屋敷へと走るが、いまだ姿を見せておらず……。誰かの企みか、それとも海難か? 病に臥す父幸貫(ゆきつら)の容態は? 相惚ぼれの良美との祝言を阻む困難はいかに? 傑作廻国活劇、ついに最終巻![解説/細谷正充]
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Posted by ブクログ
やっとのことで江戸に戻った一行であったが、先に帰ったはずのおきみと伝兵衛が家に帰っていない。また旅から帰ってこないと母がいう。
拉致された。辰之助の仇は撮ったものの、俊介を亡き者にしようとする黒幕は、黙っていなかった。
最後までハラハラしどおしの最終巻。
この時代物小説は、旅行記としても、実に詳しく調べられていて、読み手を飽きさせない。
新しい切り口のシリーズであった。