あらすじ
関西の、とある河原。瀬戸と内海。「喋るだけ」の放課後。猫と遊んだり、トランプしたり、話したり。男子高校生、瀬戸と内海のクスっと笑えてクセになる放課後トーク10編。
...続きを読む
「この川で暇をつぶすだけの青春があってもええんちゃうんか」―。イケメン眼鏡・内海くんとちょっと残念系男子・瀬戸くん。タイプの違う二人の男子高校生が放課後の河原でひたすらだべるだけの日常マンガ。
このマンガの何がすごいかって、大きなドラマが何一つないことだ。女子へのメールの文面や、ネクタイの結び方、ムカつく先輩への愚痴などなどをテーマに語り合うだけで、彼らの時間は過ぎてゆく。まさに「リアル」!
特に部活に打ち込んだ思い出もなければ、恋愛に熱をあげた覚えもない私の中高生時代でも、日常を彩っていたのは、友達との会話や、ほの淡い恋慕だけだった。(卒業前にどうしても欲しくて、大好きだった生物の先生の白衣をもらいに実験室を訪れたこと、皆覚えてくれているだろうか?)
『セトウツミ』で描かれる夕暮れの風景はモノクロなのに、目に痛いくらい鮮やかだ。放課後の河原に心が飛んでゆく。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
匿名
キャラがしっかりしている
主人公だけでなく、サブキャラクターもしっかりといい味を出しているところが面白いです。
バルーンアーティストがツボにハマりました。
バルーンさん
ヤバイ飛び道具出てきたww
バルーンさんむかつくわーw顔の表情読めへんのがさらにw
ゴリラやない、ゴリラやない、ゴリラやないか!も面白かったw
やはり面白いですね……
相変わらずメインお2人の会話劇で、そこは作中ずっとそんな感じなのですが、まぁ作者の何気ない巧みな伏線には脱帽でしたね。
なのでは読むのなら熟読して欲しい作品です。
とは言っても会話の面白さは相変わらずで、2人でババ抜きしたり(ババの在処がすぐ分かってしまいますね)、1巻にも出てきたバルーンアートの大道芸人さん、ベラルーシ出身でもお別れがあったりで、いい感じのエピソードが続きますね。
三毛猫も良いですしね。
この作品、演劇化しても良かったと思いますね。会話劇中心で、舞台が限定されていますし。映画やTVドラマがダメだとは言いませんが、個人的にはそう思いますね。