あらすじ
1753年、革命前夜のパリ──、「国王の子は国王、処刑人の子は処刑人」になる身分制度と世襲が社会を統べる時代。14歳のシャルル-アンリ・サンソンは父に代わり、初めての処刑台に立つ…。我が“血の掟”との闘争を誓い、“理想”を果すべく歩み出すシャルルだが──!?
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Posted by ブクログ
1753年、革命前夜のパリ──、「国王の子は国王、処刑人の子は処刑人」になる身分制度と世襲が社会を統べる時代。14歳のシャルル-アンリ・サンソンは父に代わり、初めての処刑台に立つ…。グロテスク!しかし、美しい。耽美な世界に迷い込んだような感覚。2巻は性的な描写もあり、驚きを隠せない。しかし、無くてはならないシーンなのかもしれない。だんだんとシャルルがしっかり、してきたような気がする。
Posted by ブクログ
物語はヘヴィだけれど、絵が美しく
描写にも一定の配慮があるので読みすすめることができる。
苦悩しながらも自分の運命に対峙しはじめる主人公。
自分が非の打ちどころのないムッシュー・ド・パリとなることで
自分の代で呪われた家系を絶やし、
いつの日か死刑のない世の中を作るという決意が凄まじい。
後のデュ・バリー夫人であるところのマリーが
もし処刑されるならシャルルの手にかかって死にたい
と言うところも中々凄いシーン。