【感想・ネタバレ】暗約領域 新宿鮫11のレビュー

あらすじ

薬物の取引現場を張り込んでいた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、男の銃殺死体を発見した。新上司・阿坂景子は鮫島に、新人の矢崎隆男と組んでの捜査を命じる。男は何者で、なぜ殺されたのか!? 一方で、鮫島と因縁のある国際的犯罪者・陸永昌や元公安刑事・香田に不審な動きが――。シリーズ最大のボリュームと壮大なスケール! ラストまで一気読みの傑作長編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 ザ・大混戦!って感じの話。桃井や昌がいなくなって新宿鮫新シーズンな印象を受ける。新課長阿坂、初の相棒矢崎、対立する正義香田、因縁の相手陸。内調と北朝鮮とのタミフル密輸出。その売人がタミフルの在りかを知らせぬままに殺された。真相を探る鮫島、タミフルが見つかるとまずい内調、密買の相手が知りたい北朝鮮工作員、タミフルを見つけ内調に貸しを作りたい陸、北朝鮮に復讐する田中と様々な思惑が入り乱れる。田中は死に、陸は逃げ、タミフルは結局公安が押収した。公安から内調に届けられたということなのだろうか?
 大混戦とはまた別の話として、新キャラについて。香田とはまた違った正義の対立を描く阿坂。さらに綺麗にした内村刑事部長とも言える正義感の阿坂だが、信念が相容れないとわかりながらも桃井への敬意から鮫島を黙認してくれた。今後も同じように黙認しつつも鮫島を非難することでブレーキとなるのか、一回きりでバチバチに対立するのか。楽しみなところ。初の相棒矢崎は公安のスパイ。やっぱりなぁとは思いながらも香田とはまた違った公安キャラなことで今後の展開が楽しみ。「黒石」にも出てくるみたいやし。
 これでしばらくは新宿鮫ともお別れ。悲しいけれどのんびり待とう。「黒石」を読むころには僕も警察官になっているだろう。今とはまた違った気持ちで読める気がする。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2023/1/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2023/2/6〜2/17

6年ぶりに読む新宿鮫シリーズ。
相変わらずの面白さ。900ページの長さを感じさせないのは流石。ただ引っ張った割には最後が少しあっさりしていたか。正反対の気質の新しい上司の阿坂景子との関係がどうなるのか。後半あまり出て来なかったのでそこも次回作に期待か。

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2023年02月17日

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