あらすじ
なぎさの膝の故障が再発したため、団体戦出場の規定人数を割ってしまった北小町高校バドミントン部。未経験者であるエレナをメンバーに迎え、急造のチームで団体戦予選へ挑む。3回戦で前大会優勝校である横浜翔栄高校と対戦する北小町。プレッシャーに押しつぶされそうな理子に、横浜翔栄のエース橋詰が接近する……。
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めちゃくちゃアツい青春バドミントン漫画がここに!
アニメ放送により、大盛り上がりな「はねバド!」。
魅力は、ヒロイン・綾乃が”ヒロインらしからぬ風貌”を醸し出していることなのでは。
一見すると普通のかわいい女子高生なのですが、ラケットを持つとラスボスの風貌に。
そんな綾乃との試合では、苦しんだり、息が荒くなったり、メンタルが崩されてしまうことまで─。
ただ、そこに立ち向かっていく、美しく汗を流す女子たち!!とってもまぶしい!!
綾乃と同レベルの強さを持つ部長・なぎさの男らしすぎる名言の数々にもぜひ注目頂きたい。
また、なぎさだけではなく綾乃を取り囲むキャラクターたちの個性は、
一人ひとり本当に際立っています。キャラクター性が高いのも、この作品の魅力の一つです。
読めば”好きだった気持ち”を思い出す、私にとって宝物のような作品です。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
横浜翔栄とのダブルス戦。この試合が作中で一番好き。
羽咲の圧倒的な実力に対し、横浜翔栄は巧妙なコンビネーションで食らいつく。やたら挑発してきたりと、主人公が完全にヴィラン化していて面白い。相手の対応を基に自分の戦術を切り替え、更に次の試合を見越して、ラリー勝負に持ち込んで相手の体力を削ったりと、試合展開が次々と切り替わっていくのが面白かった。
また、4人の精神的なドラマも楽しめる。実力が高すぎる為、他人に共感できない羽咲。実力に見合っていない評価に怯える橋詰。重森と泉は実力が足りないと感じながらも、諦めずに最大限の力で戦い抜こうとする姿が描かれる。
この巻では、バドミントンの試合の中で展開される緻密な戦略と、キャラクターたちの内面の変化が巧みに織り交ぜられており、試合の緊張感とキャラクターの成長を同時に楽しめた。