あらすじ
大海人(後の天武天皇)は、父・蘇我入鹿を殺した異父兄・中大兄皇子(後の天智天皇)の従者となった。
これが復讐への第一歩だ。
まずは中大兄と、そのブレーンである豊璋を分断したい。
優秀な戦略家である豊璋の支えが無ければ、中大兄は何もできないはず。
大海人は豊璋が溺愛している息子・真人に目を付けた。
真人は孝徳天皇の落とし胤との噂があり、中大兄から皇位継承のライバルと見なされたら、命が危ない。
そう説き伏せて、中大兄が大反対している遣唐使船に乗せて国外脱出させたのだ。
……そこまではよかった。
しかし大海人は思い知ることになる。
豊璋なしには何もできないと思っていた中大兄皇子が、モンスターに成長していたことを…!?
かねてから憎く思っていた孝徳帝と、その息子・有間皇子に中大兄は狡猾で非情な牙をむいたのだ!!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
まるで昼ドラに出てくるヒロインのような中大兄皇子が、何とも言えない。おそらく、中大兄皇子よりも暗躍という意味では大海人の方が上を行くのだろう。だからこそ、後の勝利があるのだと思うし。
とは言え、互いに謀略を巡らせているのはちょっと楽しいかもしれない。ただ、この描き方が嫌いっていう人は多いんじゃないかなーという気はする。
もっとおなご出してもいいのよ……。(あの添い伏しは額田王かな?)
中大兄皇子が恐い
段々と中大兄皇子が暴走気味になってきて、少し見ていて恐かったです。天上の虹に比べると女性陣の出番が少なく、中大兄皇子と大海人皇子のBLっぽい絡みが目立つ感でした。