あらすじ
藩主綱紀の使者として赴いた越前松平家の城内で刀を振るうことになった数馬に、追っ手がかかる。仮祝言を挙げたばかりの琴も黙っていない。京に向かう女行列を仕立て、女忍の軒猿たちと数馬奪回に向かった。そして、数馬の舅である加賀藩国家老の本多政長には、幕府から江戸召喚の命が。綱紀を憎む将軍綱吉が、加賀藩にくさびを打ち込み揺さぶりをかけてきた。どうなる、百万石!
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Posted by ブクログ
福井藩に対して本気で怒った本多家による容赦ない逆襲は、これまで読んできた時代小説の中では見たことがないレベルの激しさでした。
戦国時代ならともかく、太平の江戸時代において本当にこんな事があったら凄いですが、あくまでエンターテイメントとして楽しみます。そして忍びも武士も女性の方が怖いところが面白い。
Posted by ブクログ
シリーズ第十一弾。
福井藩で追われる身になった数馬の奪回に、仮祝言を挙げたばかりの琴姫が動きます。
大変な状況なのに、やたら生き生きとしている琴。数馬と一緒にいられて嬉しい、という気持ちが伝わってきます。
それにしても福井藩はボロボロ。藩主がどんどん愚かになってきて、目を覆わんばかりです。
Posted by ブクログ
正面から牙をむいてくるバカがいないと成立しない
設定を広げても陰謀のパターンが定番になってきたか?
いやいや、上田先生の真骨頂が来るに違いない
期待して次を待つ!