舞台は京都のとある町。
引っ込み思案の美姫、天真爛漫な性格の綾、ボドゲマニアにしてショップ店員の翠、ドイツ出身の金髪美少女エミーリア。彼女たちは今日も、卓上で繰り広げられる青春を謳歌する―。
テレビで特集されたりボドゲカフェが流行ったりと、日本でもここ数年で幅広い世代の人たちに親しまれるようになった遊びのジャンル「ボードゲーム」(略して「ボドゲ」)。
この作品には、そんなゲームたちがたくさん出てきます。作中では翠ちゃんが毎回インスト(ルール説明のこと)をしてくれるので、知らないゲームでもすいすい読んでいけますよ♪ むしろボドゲ入門者にこそ読んでもらいたい! そしてボドゲ―マーは翠ちゃんのインスト技術必見です。
内容も心が温かくなるお話ばかり。ボドゲは単なる遊びじゃなく、プレイを通じて心と心で対話する大切なコミュニケーションツールなんだなぁ、と。思わずジーンとします…。翠ちゃんのボドゲ金言も多いこと多いこと…。ですが、なんといってもエミーが本当に天使です、カタコト金髪巨乳美少女、もうこれだけで役満です、最高。
そして、青春物で外せない恋愛方面では、とにかく男子たち・田上君や吉岡君の片思いがイイ! 健気でウブで、見てるこっちが思わず「あ、これ尊いやつ」とつぶやいてしまう…好きな子とゲームして目が合ってドギマギするとかなんだよそれそんな青春したかったわorz
ボードゲームを通して日々成長する彼ら彼女らの姿を、どうぞその目で見届けてください! なんと各話の終わりには、プレイされたゲームの商品紹介コラムがあるので、「実際に遊んでみたい!」という人にも親切な仕様です♪(そしてそのままボドゲ沼へ…(^^)/)
感情タグBEST3
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新キャラの一年生達がとても良い
7巻までは、女の子どうしでキャッキャうふふ百合百合な感じでやっていたように思いますが、8巻から同情する新入生の女の子達は、それぞれ異性に対して恋心を自覚しながら葛藤するようになります
その辺りが合わないと思う人もいるかもしれません。私は更に良くなったと思いました。なおちゃん可愛すぎ。
それぞれの片思いを通じて新入生二人の間の友情も引き立っています。百合とは呼ばないのかも知れないけど、こういう友情関係はほんと可愛いく思えて大好きです