あらすじ
これはこれまで小説を愛してきてくれた人へ、そしてこれから小説の世界に一歩踏み出す人へ贈るプレゼント。何気なく読んだ物語が、ふと目にした一行が、意外な言葉ひとつが、人生を大きく変えるかもしれない。現代を代表する7人の作家が「夏」をテーマに書き下ろした、驚きと切なさ、怖さと美しさ、何よりとびきりの面白さを詰め込んだ奇跡の一冊。さぁ、あなたの人生に小説という選択肢を。
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Posted by ブクログ
豪華すぎるアンソロジー。
それぞれ夏をテーマにしているので、ぜひ、夏の間に読んで欲しい。
どれもよかったけど、短編書かせると天才だよなと思うのは米沢穂信、もっと読みたいと思わせるのは宮部みゆき。町田そのこが描くひと夏の恋もとてもよかったな。しかもコンビニ兄弟のスピンオフだった。
恩田陸は六番目の小夜子のスピンオフで、これを読みたくて買いました。大興奮。
梨木香歩があまりにも梨木香歩でうれしい、現実と夢の狭間みたいなものが「マツ」を挟んで描かれる。
Posted by ブクログ
読書歴浅くても「あ、この作家さん人気だよな」とピンとくるレベルの豪華でスペシャルなアンソロジーではないですか。夏の新刊、すぐ手に取った。
各々の得意なジャンルで”夏”をテーマにした珠玉の作品が集まっている。今年の夏に読むから面白いと思うので、寝かせるよりはすぐ読むのがオススメかも。
今回は短めの感想で。
伊坂幸太郎『ウッドペッカー荘事件』
導入部分が飲み込むの少し難しかったけど、後半からグッと面白くなった。こういう未来のテクノロジーはそんなに遠くないのかもな。
江國香織『二つの宇宙』
確かに婆ちゃんのクセはあるが、主人公である孫はなんとなく微妙な人間関係で生きてきたことは分かる。不思議ちゃん的な。けど、本人は満足してるんだろうな。
宮部みゆき『真実のトランク』
1番ボリュームがあった。サクサク読みやすい!
暖かいようで実は怖い人を描く力量に圧倒された。そちらの方、もしかして喪黒福造さんですか?的なオチ。
町田そのこ『きっとあの日の光と同じ』
あ、甘酸っぱい…!王道っぽいはずなのに気持ちの移ろいが良く表現されていて、スカッと爽やかで大人も楽しめる青春小説だった。
米澤穂信『無明』
凄惨な犯行現場の場面から始まったから少しギョッとしたけど、読み進めていくと明かされる犯行の動機があまりにも切なくて胸を締め付けられた。事務的に対応せざるを得なかったとはいえここまで大事になるとね…これから起こりうる社会問題に切り込んだ考えさせられる作品で良かった。
梨木香歩『見越しのマツ』
一本の松と、共存してきたご近所さんのヒューマンドラマ。松ひとつでこんなにもの人々の心の変化をもたらすとは。地域のシンボルが何故守られてきたのか、これから守っていきたいものは。
恩田陸『伝説の季節』
どうやら著者の名作『六番目の小夜子』とリンクしているんだな?とは理解できた。ただ、未読なので魅力を最大限に受け止められなかったのが惜しまれる。これを機に元作品も試してみようかな?と思った。
Posted by ブクログ
すべて 書き下ろしというのがよかった! 作家の個性がわかりやすくて読書の世界を広げてくれた一冊でした 二つの書店をハシゴしてやっと手にしました
Posted by ブクログ
最高だった。改めて著者欄を眺めると豪華で贅沢。
どの話も引き込まれるほど面白かったけど、特に素晴らしかったのは伊坂幸太郎さんと恩田陸さん。
伊坂幸太郎さんの『ウッドペッカー荘事件』が一番最初に始まるが、いきなりとんでもない物語で血圧上がりそうになった。驚愕の結末は誰も想像できない最後で満足。
最後の恩田陸さんの『伝説の季節』は読み覚えのある物語で(ネタバレになるので“何”とは言えないけれども)、「え、これあれじゃん!」とすごく喜んだ。
Posted by ブクログ
どの短編もそれぞれ素晴らしいですが、町田そのこさんのお話を読んでいてバスの中だというのに涙しそうになりました。予測できる展開でさえ感動させるとは。。おばさんの魂も揺さぶる文章力凄いです。
Posted by ブクログ
新潮文庫の100冊 50周年を彩る豪華作家陣によるアンソロジー。
夏をテーマにした7つの物語は、それぞれ違う味わいなのに、読み終えると一冊として心地よく響き合う。
驚きや切なさ、温かさまで詰まった、まさに「プレゼント」という題名がぴったりの贈り物だった。
Posted by ブクログ
「この人達の作品を読んで生きてきました!」と言える作家さんしかいない豪華な短編集。ファンタジー(SF?)だったり、ミステリーだったり、淡い恋だったりほんのり怖かったり…「この先生の書くこういうお話好き!」が詰まった、まさに読書好きへの”プレゼント”みたいな1冊。既存のシリーズ作品との繋がりを感じられる作品があったのもほっこりして良かった。伊坂幸太郎さんと宮部みゆきさんの作品が特に好き。
Posted by ブクログ
レジェンド作家たちによる、さまざまなジャンルの短編集。
短編なのに、一つひとつの物語にしっかり深みがあって、読み終わるたびに余韻が残りました。
普段はミステリやホラーを読むことが多いのですが、町田その子さんの青春を描いた作品もとても心地よく、すっと物語に入り込めました。
読書の幅を広げてくれた一冊。
Posted by ブクログ
(子どもの頃に戻って)もみの木の下に置かれたプレゼントを開けるように?いや、時期が違うからあれかな、仏壇の隣に積み上げられたお中元の箱?w
とにかく、一つ一つワクワクしながら包みを開けて丁寧に読みました。 豪華作家さんたちのプレゼント。
どの話もその作家さん「らしさ」が出ていて、凄く良かった。読書家の皆さんは名前を伏せてあってもどれがどの作家のものか分かったのではないでしょうか。(そういう構成でも面白かったかもー、と思います。)
私はやっぱり江國香織さんの『二つの宇宙』が一番好きで、次点に町田そのこさんの『きっとあの日の光と同じ』が良かったです。コンビニ兄弟のスピンオフということで、そちらも読んでみます。
新潮文庫が長く愛されますように。
Posted by ブクログ
どれも魅力的で、夏を感じられて楽しかった。
順番も良き。この楽しさを一冊で味わえるのが凄い。素敵な企画でした。
以下感想
・ウッドペッカー
伊坂さんの作品は数冊しか読んだことなかったので、こんなシリーズ物があるのか、今度読んでみようなんて思っていたら最後に一気に捲くられた。
このページ数で関係性、事件、伏線、全てを網羅していて感動した。体温がない友達ってどんな感じなんだろう。受け入れられるのか。色々想像が膨らんだ。
・2つの宇宙
これぞ夏の恋愛小説!これぞ夏のお祖母ちゃん家小説!が組み合わさったような独特な作品。
お祖母ちゃんがトリッキーすぎてだんだん実は猫の話?とか考えてしまったが、お祖母ちゃんだからみんな穏やかなわけないよな、と自分の固定概念を疑うきっかけになった。実は"僕"が変わっている人に憧れを持っていて、祖母も彼女もそういう要素で見ているのかも?とかも思った。楽しかった。
・真実のトランク
本当にあったらどうしようとゾクゾクした。
丁寧なバーの描写の中に入り込む最低な男二人組がかなりのノイズになっていて、それをトランクにと言った時、ノイズが消えることの喜びが勝ちトランクの重要さを考えられなかった。しかし、最後の彼によってその恐ろしさと後に引けない恐怖が押し寄せてきた。彼女はあのあとどうなったんだろう。
・きっとあの日見た光と同じ
いい夏ー!学生の頃に想像した甘酸っぱい夏があった。特に恋に落ちた瞬間の文章がすべて好きだった。本を読む醍醐味はこういう文に出会えることなのかもしれない。最後年齢的には適齢期過ぎているがようやく結ばれたところに、町野さんの優しさを感じた。人それぞれ進めばいいんだよ。みたいな。
・無明
凄かった。視点がどんどん変化していくのが映画のようで面白く、だからこそ最後の母視点は苦しくてたまらなかった。読んでいるだけであのムシムシする酷暑を思い出し、生きづらいなぁと悲しくなった。一番印象深い作品。
・見越しのマツ
梨木さんの作品はやはり生活感の魅力がすごくて、マツがなくなる時同じように悲しくなった。
そして不思議な出来事の後の再会は、案外主人公がさっぱりしていてそれがとても良かった。
そりゃそうだ、な決断。あえて劇的でないのが良かった。
・伝説の季節
なんだかずーっと背筋がゾワゾワした。
自分じゃ自覚がないけどやばい街にいると知った時、それこそ伝説の人生になりそうだ。
切なさとひんやりさが調和した、最後にピッタリの作品だった。
Posted by ブクログ
豪華作家陣による、夏をテーマにした短編集。
面白かったです。
一話目 伊坂幸太郎さん ウッドペッカー荘事件
名探偵白河ヨフネ。語呂が気に入りました。
二話目 江國香織さん 二つの宇宙
可愛いおばあちゃんと、風変わりな彼女の話。
ほっこりする。
三話目 宮部みゆきさん 真実のトランク
流石の存在感。バーに行きたくなった。
世にも奇妙な感じ。
四話目 町田そのこさん きっとあの日の光と同じ
爽やかで、甘酸っぱい。花火がしたくなる。
五話目 米澤穂信さん 無明
他にない、厳しい夏の話。
一味違う切り口の表現が流石。
六話目 梨木香歩さん 見越しのマツ
お隣の少し不思議な大きなマツの話。
七話目 恩田陸 伝説の季節
サヨコさん。
続きが気になる終わり方、、、ああ、ある作品の前日譚なんですかこれ。
恥ずかしながら初めて読む作者さんの話もいくつかあり、今後の読書の幅が広がりました。
Posted by ブクログ
なんて豪華なアンソロジーなんだろう。
今回は梨木香歩さんを目当てに購入しました。初期作品を思い返す、自然とあたたかい世界観の短編で、読めてよかった。
Posted by ブクログ
初読。アンソロジーはあまり読まないが、伊坂幸太郎、恩田陸、梨木香歩、宮部みゆきがいては素通りなどできなかった。どれも「らしさ」あふれてよかった。恩田さんの『伝説の季節』は『六番目の小夜子』の前日譚で、そうか、新潮文庫だからか。懐かしい人に思いがけず再会して驚きの嬉しさがあった。恩田さんのこのゆるいシリーズ感が好きなんだよな。
Posted by ブクログ
新潮文庫100の50周年企画。
夏をテーマにした豪華作家陣の書き下ろし短編集。
伊坂幸太郎さん 「ウッドペッカー荘事件」
→シリーズもの?って思いながら読み進めました。
江國香織さん 「二つの宇宙」
→初めて出来た彼女は祖母に会いたがり、、、どっちも変わってて可愛い。
恩田陸さん 「伝説の季節」
→ 『六番目の小夜子』の前日譚
『六番目の小夜子』読まないと!
梨木香歩さん 「見越しのマツ」
→離婚して実家に戻った
町田そのこさん 「きっとあの日の光と同じ」
→コンビニ兄弟スピンオフ
宮部みゆきさん 「真実のトランク」
→世にも奇妙な物語になりそうな不思議な話でした。
米澤穂信さん 「無明」
→猛暑の新宿駅で母親が赤ちゃんの首を締め始め、、、。警察のシリーズで続けて欲しいと思った作品。一番好き。
ビックリするくらい豪華なアンソロジー。
Posted by ブクログ
面白かった!7人の作家の短編集。どの作家さんも好きで迷わず購入。豪華な短編集です。話は短いながらも、それぞれに登場人物の思いや背景、世界観が丁寧に描かれており、読後に余韻が残る作品集でした。どれも長編小説として作られても十分に楽しめそうな感じもして、素晴らしいな。町田そのこさん作「きっとあの日と同じ光」、コンビニ兄弟を愛読しているだけにスピンオフ的な作品に唐突に出会えて嬉しかった。伊坂さんの作品も短いながらも伊坂さんらしさを味わうことができましたし、どの作品も各作家さんの色をしっかりと堪能できる至極の一冊だと思います。
Posted by ブクログ
現代を代表する作家7人が夏をテーマに書き下ろした短編集。伊坂幸太郎、宮部みゆき、米澤穂信が一冊で読めるなんて、なんて贅沢。と思っていたけど、町田そのこと梨木香歩にやられた。
Posted by ブクログ
「新潮文庫の100冊」50周年記念作品。
表紙カバーも初回限定特別仕様ですてき。
7人の作家さんそれぞれ短い話ながらも切ない話や恋愛話、事件やホラーなど様々な魅力が詰まって楽しめた。
最初の伊坂さんはほろ苦く切なかったけど、それもひっくるめて優しさが感じられて良かった。
宮部みゆきさんのこういう短編を久しぶりに読んだ気がするけど、不気味さが上手い。
米澤さんの話はあまりに、あまりに悲しく、読むうちにうだるような暑さ、垂れる汗まで感じて息苦しくなった。
現実で、懸命に生きる母と子にこんな事件が起きないことを祈る。
町田さんの話は1番純粋に楽しめる内容でほっと一息。
夏がテーマの嬉しいプレゼント。
Posted by ブクログ
あんまり読んだことのないジャンルもあって面白かった。
一冊にぎゅっといろんな作品が詰め込まれてて読み応えがあった。
町田そのこさんの作品が1番好きだった。
Posted by ブクログ
短編集は、大抵好きじゃないものとか、つまらないなって思うものが一つは入っているけど、どれもこれも面白くてサクサク読めました。米澤さんだけ読んだことない作家さんでしたが、サスペンス感があり面白かったです。他の作家さんはもう期待通り間違いないという感じでした。
Posted by ブクログ
好きな作家さんもはじめましての作家さんも。
最近は、町田さんにハマりつつある。
今回も一番、町田さんのお話が好きでした!
伊坂さんも宮部さんも良かったな…
Posted by ブクログ
まだ読んでる途中。
作家さんに惹かれて購入。
伊坂幸太郎さん→SF好きだけどまさかSF作品だと知らず、ミステリーとも絡めた展開も面白くて良かったです。短編と思えない満足感と重みがある。これが伊坂幸太郎さんか…!
江國香織さん→お婆ちゃんと共依存ってこれまた怖いかもと思いながら、出てこないのに話を聞かれてるのがゾワっとした。恐らくホラーではないんだけど笑
あとは結末、そこで終わるんだ!となりました。
宮部みゆきさん→不思議な物語!オカルトのような世界観に展開したからもっと怖いことになるのかなと思ってたけど綺麗に完結。
町田そのこさん→まさかの門司港、テンダネスがでてくる!そして色々繋がってびっくり!コンビニ兄弟読んだ人これも読んでー!!!
米澤穂信さん→短いながらに綺麗にまとまった凄い作品。夏にぴったりの作品とはこのこと。暑さが文章から滲み出る。そして美しい。
梨木香歩さん→綺麗に完結したのに一番続きが気になった作品かもしれない。登場人物が明確で想像しやすかった。松の木を切るなんて…!と感情移入している自分がいた。
恩田陸さん→スピンオフなんですねー!原作知らなくても普通に楽しめたかな?目眩く展開が凄い。
これは解釈次第でそれぞれ感想がかなり異なりそう!
Posted by ブクログ
豪華執筆陣、文庫本なのにすごいなあ
通勤途中で読むのによかった
短編はやり?
米澤さんの話を読み終わった時、ちょうど新宿駅についた。朝の混雑の中子供を見ると少しひりひりとした。
Posted by ブクログ
梨木香歩さんの書きおろし短編があるとのことで購入。豪華なメンバーでどの短編も完成度が高いと感じたが、好みだったのは町田そのこさんの「きっとあの日の光と同じ」かな。まっすぐすぎて眩しいくらいにまっすぐな恋愛ものだけど、いかにも夏って感じで良かった。甘さもしょっぱさも素直な気持ちが自然に描かれていてほほえましかったな。町田さんの本は初めて読んだんだけど、もっと読んでみたいかも。
肝心の梨木さんの短編はあまり刺さらなかった。向かいの家の様子を逐一観察していたり洗濯物が通りから見えると地価がどうこうとか書いているのがなんか生々しくいやらしいなと感じてしまい、そこから松の残留思念という梨木さんらしい浮世離れしたきれいな観念が出てきても私の気持ちがうまくつながらなかった。梨木さん、最近はもっぱらエッセイだけれど、また長編小説も書いてほしいなあ。もしかしたら体調とか体力の面で難しいのかもしれないが…。
Posted by ブクログ
7人の作家による短編集。テーマは夏。
町田そのこ先生の『きっとあの日の光と同じ』が良かった。「ひと夏の恋というものをしてみたい。」始まりから甘酸っぱさと青さが広がる。友情と恋が混ざり合う青春が大人になった後も小さく続いていく。読み終わった後に心が晴れやかになるような、花火をしたくなるような作品だった。
米澤穂信先生の『無明』が良かった。新宿駅の地下通路で、赤ん坊の首を絞めようとする母親。その背景を知るごとに同情と母親の苦しさが伝わってくる作品だった。生きて欲しいから殺そうとする、まるでジメジメとした夏の暑さのような苦しさが残る作品だった。
Posted by ブクログ
プレゼントという名に相応しい作家陣。
夏の茹だるような暑さで頭がぼんやりとしたような気分になる短編集だった。町田そのこさんのが好きでした。
さぁ、私の人生に小説という選択肢を。
Posted by ブクログ
記念品、豪華作家陣という事で即購入。
バタバタしてて頭に内容が入ってくれなかったこともあって、じっくり読めんだけど。
1番好きだったのは、伊坂幸太郎さんのウッドペッカー荘事件!
現代のもう少し先にありそうな話で面白かったし、少し驚かされた。