【感想・ネタバレ】燦 4 炎の刃のレビュー

あらすじ

少年たちの葛藤と成長を描く、文庫書き下ろしのエンターテインメント時代小説シリーズ第4弾。「闇神波(やみかんば)は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦(さん)はついに争う者たちの手触りを感じ始める。一方、伊月(いつき)は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿(よしひさ)の亡き兄が寵愛した美しき側室・静門院(せいもんいん)が面会を求めてきて……。「異能の一族」が持つ闇の歴史が蠢き始めた! いよいよベールを脱ぐ「闇神波」の正体。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

継寿の側室=於ようの方、そして闇神派。

前巻までが主軸となる伊月・燦・圭寿の周りを固める内容。
そしていよいよ本物の悪役の登場となる。

とはいえ闇神派はまだ姿はなく、新たに登場する名前を見つけては「お前か?お前なのか?!」と疑いながら読み進めることになる。
継寿の側室もなんだかとーってもキナ臭い
退廃的な雰囲気の美人寡婦。(側室も”寡婦”と呼んでいいのだろうか)
そんな雰囲気だけど、圭寿の出自の謎を口にしたあたりなにか悪いことを企んでいそう。
なので於ようの方にも「お、お前かっ!?」と疑わずにはいられない。
伊月たちよりも私が疑心暗鬼になってしまうのだった。

しっかし、女難の相が出てるから気を付けな、と忠告されたにもかかわらずその言葉を思い出す割には堂々としている伊月には生来のお人よしの気があるんじゃないのか。

この後の一波乱ありげな様子が存分に香っている終わり方に、続巻の発売が待ち遠しい。

0
2013年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

伊月にも、剥かれた毒牙。

圭寿の兄、継寿の寵愛を受けた静門院の登場で、謎は深まるばかり。
圭寿の危険回避能力は野性の勘というにはあまりにもできすぎな気がして、もしや、圭寿にも神波の血は流れているんじゃなかろうか、と慣れない推理をしてしまう。

そのため、続きが気になって仕様がないわけですが。

0
2015年07月01日

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