あらすじ
四方を海に囲まれた島国・日倭津国。先王の死後、この国は"王太子派"と"王弟派"の二つに割れようとしていた。その情勢下、北東にある瑞穂領は婚姻により"王弟派"につくことを選ぶ。領主の弟・宇迦乃イサザは、兄の婚礼の日に生じた混乱の中で、石を操る不思議な力を持つ「石の民」の女と出会い、婚姻を迫られることに……!?古日向いろはが描く、和風戦記ファンタジー、開幕!
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画の上手な人が最低限の線で描いているので、まず読みやすくていい
あらすじ的にはまあ、近頃よくありそうなところなんだけど、アイデアと構図が凝らしてあれば、実に先が楽しみ
少し日本を彷彿とさせる、架空の国での物語ですが、すんなり物語に入れました。序盤から小さな伏線とそれを回収する怒涛の展開、とても面白いです。石の民というオリジナルの発想も物語にうまく組み込まれていて、先の展開がとても気になります。
絵がうまくて面白い
無料だったので読みましたがすごく絵がうまくてストーリーも面白いしキャラクターもよい。
世界観の設定も奥行きがあってとても楽しめます。
なにより強い女性(戦うという意味だけではなく)が生き生きしてるのがいいです。
セリフ回しもかっこいい。
和風ものだが衣装もよくデザインされていて細かい部分までおもしろいです。
フィクションで和風の物語がいいですね。
石の民という不思議な能力設定も面白い。
石を操り戦うバトルシーンも、重厚で緊張感があってカッコイイ。
キャラクターデザインや背景などの絵柄も作風に合っていて良いですね。
Posted by ブクログ
古代日本をモデルにした世界で起こる戦記物/能力バトル。とにかく絵が素晴らしい。最初はほのぼのとしたちょっと可愛らしい絵柄なのでバトルはどうなのかな?と思ったけど剣戟描写がめちゃくちゃ上手い。ちゃんとどう動いてどう戦っているのかが一目で把握できるのはすごいし、迫力もある。
まだ登場人物と世界観の紹介程度だけど、続刊が楽しみなストーリー。
強いヒロイン(燎原のヤチホ)はかっこいいし、義姉上もかわいらしくキャラクター面でも上質な作品。
主人公のイサザくん……ラストでなんか開花したけどこれヤチホの願い(と石の民の特質)的にはダメなやつなんじゃ???だいじょぶそう??????
これは良作っぽい
古日向いろはという漫画家の作品を初めて読んだ。
絵が非常に洗練されており、人気作品に匹敵するレベル。
この絵だけでも読み続けたいと思う。
内容も、個人的に好みの「架空の世界観、異能力あり」というもの。
このジャンルは古くから多くの作品が存在しているが、本作はその中でも設定やストーリー展開がなかなか練り込まれている方だと思う。
少なくとも1巻を読んだ限りでは、「なぜそうなるの?普通におかしくない?」という場面は無かったと思う。
(すぐに兄を救いに行かなかったのはちょっと疑問だけど)
絵のタッチは異なるが、キレイな絵とこの世界観、やまむらはじめの作品を思い出した。
彼の作品が好きな人なら、きっと本作を気に入ると思うし、その逆もあると思う。
続きがとても楽しみ
いいね、こういうのでいいんだよ…としみじみ言える和風王道ファンタジー
画力もストーリー展開も申し分ないです。まだ物語は始まったばかりですが
連載の方も目を通してみますと様々な登場人物の思惑が入り組んでて今後も期待できそうです。
早く続巻でないかな…ほんとうに楽しみな作品です
太古の日本列島を思わせる世界
ありふれたい世界転生モノではなく太古の日本列島を思わせる世界をストーリーの舞台としたファンタジーものである。絵柄はやや幼いところが目につきはするが、くっきりとしてなかなかに読みやすい。ヒロインの石神もなかなかに可愛らしい。
Posted by ブクログ
和風ファンタジーな世界で繰り広げられるのは石を操る力を持つヤチホとその夫となってしまったイサザによる物語
第1巻はまだ序盤としか言い様のない内容だけど、世界観は期待せざるを得ないものだから、今後の話も楽しみに思えてくるものとなっているね
というか、ヤチホが全編を通して全裸か半裸だったのって凄いな……
イサザは若いながらに統治者としての自覚有る人間のようで。と言っても、彼は領主ではなく、その役目を担うのは兄のサク
共に瑞穂の土地を守っていこうと誓った兄弟、能力に違いが有ったから必然的に役割も異にする
サクは戦を通して土地を物理的に守り、イサザは絵を通して土地を精神的に守っている
そうした役割の違いが有るからこそ、家臣が反乱を起こした際にサクは傷つきながらも戦って、イサザは兄嫁であるミオを守り逃げる役割となったのだろうな…
でも、力の無いイサザが物理的にミオを守れるわけもなく。そんな時に力を貸してくれた石の民ヤチホはイサザに足りぬものを補ってくれる存在だね
面白いのはヤチホにとってはイサザも足りぬものを補ってくれる存在という点かな
イサザがヤチホに力を求めたように、ヤチホがイサザに求めたのは家族。これは力に関係なくイサザが協力できる分野
そもそもイサザ自身が幼い頃に両親を失い、兄の結婚式を目にしたばかり。その意味では自身も瑞穂を守る方法として婚姻を選ぶのは何も不思議でないように思えるよ
ただ、イサザは変わらず兄と役割分担している状況に代わりはないから、兄を助けに行く事は出来ないのは哀しい処
でも、それを己の力で決断できる彼は充分に統治者の器を持っているとも言えるけど
ヤチホやガンケンの助力を得て瑞穂を取り戻す戦いを始めるかと思いきや、4話から事態は思わぬ方向へ動き出すね
まさか石の民同士で戦い始めるとは…
その中で見えてくるのはヤチホの屈強さか
石の民二人を相手に一歩も引かず、それどころか有利に戦いを進める。余計な荷物を背負っていなければ彼女が圧勝していたと思わせるほど
でも、今のイサザはヤチホの荷物に過ぎないから、むしろ彼女を負かす要因になりかねない
兄のサクとは役割を異にして戦えなかった。でも嫁であるヤチホ相手にも異にする訳には行かなくて
力を欲した時に彼が手にした異形の腕。その力は何処から来たものなのだろうね?
和風王道ファンタジー。最大の特徴はヒロインが常に半裸で、股を見せていることだろう(もちろん、吹き出しやら何やらで大事なものは隠しているので、読者からは秘部は絶対に見えない)。ただ問題なのは、シリアスな戦闘中でも股を出しっぱなしで、石の破片や効果音で不自然に隠しているので、エロ系ギャグマンガに見えてしまい、全体的に緊張感がないことか。結局エロも戦闘も中途半端に感じてしまった。