あらすじ
ヘンリー8世、最後の王妃。
1547年。
先王ヘンリー8世が逝去し、幼年王エドワード6世が9歳にして即位。
権力の在処が毎秒蠢く中、
未亡人となった王妃キャサリン・パーは
時の権力者【サマセット公爵】エドワード・シーモアの弟、トマス・シーモアと秘密裏に式を挙げる。
35歳、4度目の結婚にして、初めて愛する人と結ばれたパーは、
義娘であるエリザベスを引き取り、共に暮らすことになるが……
一方、セシルは初めて訪れた戦場・スコットランドで、
運命が急転する事態に巻き込まれる――
果たしてこの世界に、“ユートピア”は存在するのか。
愛と悲しみの第9集!
『あさひなぐ』のこざき亜衣先生の本格歴史マンガ!
主人公ウィリアム・セシルは、のびのびとした少年であったが、衣装担当宮内官である父に連れられてヘンリー8世が王として構える王宮に向かったことで、彼の人生を急激に変えることになる存在、未来の女王エリザベス1世に出会う。
無垢な少年セシルは、どのように女王エリザベス1世に仕えることになるのか。近世イングランドのドロドロな政治事情と人と人との関係性が丁寧に描かれている作品なので、歴史が好きな方はもちろん、歴史をこれから学びたい、興味がある!という方にもぴったりです!
現代にも通ずるところのある女性・男性それぞれに特有の生きづらさ、そして、それらに立ち向かうそれぞれの立場の勇気や強さ、したたかさが感じられ、どのキャラクターも魅力的に映ること間違いなし!
セシルの、そしてそれ以外の立場から見る「正しさ」。様々な「正しさ」に向き合い、激闘するセシルを見届けてみませんか?
感情タグBEST3
まとめ買いしました!
続きが気になって9巻まで一気買いました
1〜3巻ぐらいの間隔で物語がまとまってるので、まとめて買わなくても良いと思います。が、自分は続きが気になって買いました。
キャラクターの描きき分けが素晴らしいので、読みやすいです。軽いキャラクターもいますが、そこらへんのムラッ気も作者の思い入れがよく分かって、正直でまっすぐな漫画だと思います
だいたいここらへん(8〜9巻)で「一部完」ヘンリー8世編という感じでした。
人はよく死にます。死んで風景になる人もいますが、心に残り続ける人もいます。僕のこころにも、幾人か残り続けて、気になる奴がいます。
10巻を楽しみにしております。
Posted by ブクログ
今回の主人公は、エリザベスの義母。核となる物語も進行させつつ、彼女のストーリーを、本巻のみである程度描き切った印象。単体だけでも起承転結の妙が味わえる。素晴らし。
匿名
男って
憐れな生き物だなぁと再確認。女に迫られる男も女を襲う男も表裏一体で己の脇が甘いことに気付くのは女を傷つけたあとと知れ。本当に莫迦だなぁ。