【感想・ネタバレ】セシルの女王 3のレビュー

あらすじ

エリザベス1世と彼女を支えた忠臣の物語。

「俺がエリザベス様をこの国の女王にします」

アン王妃にそう約束したウィリアムは、ケンブリッジへと進学。

学内ではカトリックとプロテスタントが混在し議論を深めていたが、
国王ヘンリー8世に背く立場として、大学総長であり、
カトリック司教ジョン・フィッシャーがロンドン塔へ収監される。

時の権力者・クロムウェルに、釈放の条件として
フィッシャーに国王支持を表明させるよう言い渡されたウィリアムは――!?

歪む音を立てながら、強引に進む時代。
大人にならざるを得ない少年たち。


そんな折、前王妃・キャサリンの訃報が届き、

ウィリアムの、アンの、エリザベスの運命を大きく揺るがすこととなる
激動の1536年が幕を開ける――!!!!!

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『あさひなぐ』のこざき亜衣先生の本格歴史マンガ!

主人公ウィリアム・セシルは、のびのびとした少年であったが、衣装担当宮内官である父に連れられてヘンリー8世が王として構える王宮に向かったことで、彼の人生を急激に変えることになる存在、未来の女王エリザベス1世に出会う。
無垢な少年セシルは、どのように女王エリザベス1世に仕えることになるのか。近世イングランドのドロドロな政治事情と人と人との関係性が丁寧に描かれている作品なので、歴史が好きな方はもちろん、歴史をこれから学びたい、興味がある!という方にもぴったりです!

現代にも通ずるところのある女性・男性それぞれに特有の生きづらさ、そして、それらに立ち向かうそれぞれの立場の勇気や強さ、したたかさが感じられ、どのキャラクターも魅力的に映ること間違いなし!

セシルの、そしてそれ以外の立場から見る「正しさ」。様々な「正しさ」に向き合い、激闘するセシルを見届けてみませんか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大きく歴史が動き出す3巻。
フィッシャー司教が自分の信念を貫き、殉教し、
アン王妃、ジョージ•ブーリンも追い詰められ、処刑宣告を受ける。成り上がるため、姉妹を王に差し出し、成り上がったジョージの「俺だってこんな人間になりたくなかった」という言葉が印象に残る。家を盛り立てるためにした選択。でも幼い頃、純粋に兄妹仲良く過ごしていた日々が記憶に蘇る。こざき先生の物語の構成力もすごいけどやはり、どんなに醜いシーン、残酷なシーンであってもどこか品があるのは「あさひなぐ」の頃から変わらない。
あとアンとジェーンの王を巡って、家同士もライバルでありながらどこかで繋がっている、互いを理解しているようなところもいい。

0
2023年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・フィッシャー司教、処刑
・前王妃・キャサンリン死去
・アン・ブーリン、不貞の罪で有罪
 兄のジョージ・ブーリンとブーリン派の貴族、処刑
・ピーター・レン、逃亡
・ウイリアム・セシル、アンの処刑に間に合うようにロンドンに向かう。

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2025年06月29日

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子供

アンの妊娠発覚、全女王キャサリン死去。
しかしアンは流産、男子であった。
アンの兄は誰の種でも良いと寝所に男を差し向けて結局それで姦通が噂になって処刑されることに。

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2025年09月02日

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