あらすじ
わたくしは、母国に捨てられました。しかし先日、わたくしは母国を捨てたのです。
捨てられた母国での公爵令嬢としての生活か? 拾われた異国での司書としての生活か? 二択を迫られた捨て悪役令嬢シルフ・ビーベル。彼女の選択により、ダーゲンヘルム王は隣国ラクスボルン王族を根絶やしに。そしてシルフに新たな難題を突き付ける。大人気WEB小説を、イラストレーターとしても活躍する新鋭がコミック化!
(C)Ede Akizawa┴(C)2023 Hajime Kirino
感情タグBEST3
ダーゲンヘルム王は、狂気の隙間から純粋さも出ているように見えるけど、シルフと居る時は また違った面も出ていて興味深いです。
人により角度により、見えかた考えかたが違っていて深みにはまっていきます。
とても考えさせられる内容で、もう漫画という感じではなくなってきました(とても良い意味で)
不思議な世界
設定は昨今のありふれた悪役令嬢ものですが、中身は全く別物です。
絵の雰囲気や、時には過激な?部分もあったり、何より中心は登場人物の心理戦?
ベタな悪役令嬢ものには全く無いものがあります。
この後どうなるか、大変樹気になります。
罪と罰、その深淵を見せられた気分になりました。
主人公(捨て悪役令嬢)の考え方、解りました。けれどヒロイン(悪役令嬢)に疑念を抱く怪物(ヒーロー)の考え方、それも解りました。
次巻の展開も期待大です。
原作は未読ですが、コミックが完結したら拝読したいと思います。多分、小説のような哲学書なのでしょう。愉しみです。
匿名
独特な世界観
イラストレーターの方が描いておられるからか、とても独特な世界観というか空気感というか。嫌いな方もいらっしゃるかもしれませんが、私は好きです。文章で言えば行間に当たるようなところ、描かれていないところにも作者さんの心が入っているみたいです。物語は断罪されたはずの悪役令嬢が生き残り、ヒロインの立ち位置の女性は罰せられ牢に入れられています。解放の条件として、一年間、物語を語るようにという条件です。このお話には最初から物語というものが重要な役割を果たしていますが、まだその謎は解き明かされていません。彼女がどのようにして令嬢を断罪できたのかもわかりません。この不思議な世界をこれからも楽しみにしています