あらすじ
捨て悪役令嬢です。噛まない、吠えない良(い)い子です。拾ってください。
友人に嵌められ、王子との婚約を破棄され、怪物が住まう国へ追放された公爵令嬢シルフ・ビーベル。しかし、とっさの機転によりシルフは、怪物の国の王の寵愛を受け、異国の司書として新たな人生を送り始める。大人気WEB小説を、イラストレーターとしても活躍する新鋭がコミック化!!
(C)Ede Akizawa┴(C)2022 Hajime Kirino
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5巻まで読みました
背景などが絵本のようで、ストーリーのダークさにとても合っています。
独白が多いように感じますが、登場人物の心情が良くわかるのでじっくり読んでほしいです。
自分を陥れた人に自ら復讐をしてハッピーエンド!スカッとした!という話ではないです。
ですが、苦しみながらも考え抜いて出した答えであったり、生への執着であったり、自分がどう生きたいのか、何がだめだったのか、どうすればよかったのか、といった登場人物たちの葛藤が描かれており人間らしさを感じることができる作品でした。
反対に王子の怪物感を感じられる行動が怖くもありました。
今までの悪役令嬢とは違う
たまたま見かけてサンプルとレビューを読んで購入しました。
悪役令嬢ものは結構読んできたので最初から違う様子に引き込まれました。
まず画面が無駄にキラキラしていない。
最初は画面の暗さに驚きますが、主人公の心情なども読み込んでいくとこの表現は合っているのだと思います。
続きも楽しみなお話ですね。
ネットの海を漂っていたら〜
ふらふらネットを練り歩いていたら、こんな素敵な作品に出会えるとは…。
最初は、皆様の評価を見て、「あ、暗いのね」からの、試し読み「絵が丁寧、デッサンも綺麗なのね〜」からの、「なんかちょっと深くない?(テンションアゲ)」、「コレ好きかも」という流れで、イマココにおります。
絵柄は某魔法使いの嫁がお好みなら多分「好み」の部類(魔法は無い)。ざまぁ好きの方にもオススメですが、そんな軽い感じじゃなくて、まぁ御伽話じゃないならそうなるよねという残酷描写あります。
大筋の骨子は魔女裁判と悪役令嬢断罪のスパイラル、ライトバージョンという感じです。
途中までは「いわゆるなろう系にしては」斬新で面白い。
だが、悪役が許される話など昨今いくらでもあるので(いわゆるなろう系にはなかったのか知らないが)、それを何か大発見でもしたかのように披露されても困ってしまう。
途中までの展開は本当に良かったので星4つ。