あらすじ
好みの女性を狙う殺人鬼・蜘蛛男が現れた。犯罪学の権威・畔柳博士が犯罪を阻止しようとするが、被害者は跡を絶たない。そんな中、明智小五郎が蜘蛛男の正体を見破る。蜘蛛男を追い詰める明智の作戦とは!
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Posted by ブクログ
※ネタバレになるかもしれないので一応チェック。
先入観に捕らわれて読んで良い意味で痛い目に合いましたw
江戸川乱歩さんの作品で初めて読んだのが、
この蜘蛛男でした。
中盤までは本当に私は馬鹿なので
誰が蜘蛛男なのか分からず
「どう考えても空想の世界だからこそ成り立つ犯人」
としか考えていませんでしたし、
少しガッカリもして読んでました。
でも、有名な明智探偵の登場と共にその考えは
180度変わりました。
中盤からの急展開には笑いが止まりませんでした。
先入観を捨てるという事を学べた一冊でした。
ここから、江戸川乱歩先生にはまりました。
Posted by ブクログ
★3。
いやあ、何ヵ月越しに読み終わったよ。うん、淡々としたエログロだったなあ。やってることはかなりえぐいんだけど、書き口が事務的だから一生懸命想像さえしなければさほど怖くもない。
最後蜘蛛男死んだのは完全に自分の演出力に酔ったナルシー明智のせい。気ぃ失わせたときに捕まえてればそこで終わってただろ。あと藤洋子死んだのも、蜘蛛男が現れたあとの連絡手段を事前確保してなかった明智のせい。あいつちょっと反省しろよ。
Posted by ブクログ
友達に勧められて読みました。
あらすじを書いた奴に言いたい、「ネタバレ情報をあらすじに書くな!!探偵が2人いる時点でおかしいじゃないか!」と100ページ読んだぐらいで犯人の予想がついてしまった。まあ、中間ぐらいで犯人のネタバレしがあるので、江戸川乱歩はその後の対決を一番書きたかったのかな。
しかし、この作品が1929年に発表されていたことに驚いた。とても読みやすい。私は江戸川乱歩が好きなのかもしれない。いつか、他の作品も読んでみたい。江戸川乱歩を読んだことがない人には、岩波文庫の「江戸川乱歩短編集」おすすめしたい。「人間椅子」をぜひ読んでほしい。ハマる人はハマる。