【感想・ネタバレ】ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IIのレビュー

あらすじ

推理作家協会の懇親会に参加したラノベ作家・杉浦李奈は、会場で売れっ子の汰柱桃蔵と知り合う。後日、打ち合わせでKADOKAWAを訪れた李奈は、その汰柱が行方不明になっていることを知る。手掛かりとなるのは、1週間後に発売されるという汰柱の書いた単行本。その内容は、実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ないものだった。偶然の一致か、それとも……。本を頼りに真相に迫る、ビブリオミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

杉浦李奈の推論第二弾。1週間後に発売される汰柱桃蔵の「告白・女児失踪」の内容が当事者しか知りえないことから李奈は再びノンフィクションを書くために取材することになった。書店で作家が本にサインをしたりポップを書いたり、映画化前提の小説執筆以来はまずないなど裏事情が描かれていて興味深かった。場所も馴染み深かった。李奈が女児の母親祥子の心情を汲み取って取材していく様に好感を持った。それにしてもわたしはルソーの「告白」も知らない。横溝正史の悪霊島は本を読んでもないし映画も観ていない。知っていればもっと楽しめたのに。

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2022年09月28日

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ネタバレ

実際の編集者が出てきたり、横溝正史の小説がトリックの解明につかながったりと驚きの展開が多かった。最後はひき逃げにあった娘の母親を思う優しさが李奈の推理から確証を持ち、母親に伝え、母親の心を癒した。3作目も期待大です

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2022年09月25日

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ネタバレ

確かに、途中までは1巻のように謎解きしながら真実を探している展開。
予想外の事件の意外な展開に、親子愛に涙

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2023年08月18日

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ネタバレ

1作目ほど夢中になって読みはしなかったけど、面白かった。李奈は今作冒頭からだいぶ頼もしく思えた。
この本のメタ読みすると結構面白くて、犯人は他の出版社から出せない? 問題行為のある社名は架空とか、色々大人の事情も垣間見えて良い。
講談社の新作発表を作家がやる件とかサイン本やら書店行脚のエピソードは本筋とは関係なくて笑った。

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2022年06月04日

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ネタバレ

ラノベ作家の杉浦李奈が、推理作家協会の懇親会で知り合った売れっ子作家・汰柱の書いた単行本の謎を解く話。
単行本の内容は実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ないものが書いてあり、汰柱も行方不明となっていた。
汰柱が残した横溝正史の「悪霊島」、所々の一致はあるが細かい面が異なる汰柱の単行本等、前作と同様に様々な事柄が結びついて真相にたどり着く内容は見事です。
ただ汰柱に本を書かせた方法は見事ですが、動機と犯人が弱い印象がありました。

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2022年05月07日

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ネタバレ

 ラノベ作家の杉浦李奈は以前ノンフィクションを書いたものの、大して売れずにいた。そんな中、懇親会で売れっ子作家の汰柱と出会う。後日、打ち合わせに行くと、その汰柱が行方不明になっていると知る。手掛かりは1週間後に発売される汰柱が書いた単行本。それは実際に起こった女児失踪事件の当事者しか知り得ない物で…

 中々事件が動かずヤキモキでしたが、ラストは一気読みでした。例のノンフィクション本は出るのか未定ですが、少しだけ救いのあるラストでホッとしました。
 また次巻がすぐ出るみたいなので楽しみにしています。

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2022年02月20日

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