あらすじ
謎が謎を喚ぶ、次代の正統派ホラー第1巻。
少年が語る百の怪談。
一晩に一つ。
独り。
動機は不明。
謎が謎を喚ぶ。
開幕。
WEBにて話題沸騰中、背筋凍るホラー・オムニバス・・・
待望の第1巻です。
みなさんは百物語をご存知でしょうか?
百物語とは、百話怪談を語り終えると、本物の幽霊が現れ、怪異が発生すると言われている怪談会の1つです。
本作は、目的は不明ですが百物語をおこない、本物の幽霊を呼び出そうとする主人公・ユウマ君が語り部となり、百話の怪談を紹介するストーリーとなっております。
紹介される怪談はどれも短いながらも、表情の描き方や間の取り方がうまく、不気味な雰囲気があり、思わず背筋がゾクっとしてしまいます。
また、語り部のユウマ君も謎が多い人物として描かれています。なぜユウマ君は百物語をおこなっているのか? その謎が解かれないままユウマ君の語る怪談話は続いていきます。怪談が百話に近づくにつれ、徐々に語り部であるユウマ君の周囲の人物や環境にも変化が表れ始めます。百話目の会談をユウマ君が語ったとき、どんな結末が待ち受けているのか見届けたいと思わせてくれる作品です。
短編の怖い話が好きで、背筋が凍るようなお話を読みたい方は是非。
感情タグBEST3
すごい作品。ホラーは好きなのですが、このタイプのものは初めてで、終始ゾクゾクしてしまいました!毎夜語られる百物語。主人公の視点はいつも映像で見ているかのように同じで、読者はその限られた視点を通して主人公の物語を聞いて、主人公の周囲で起こる不可解な出来事を目にしていきます。
思った以上に本格的ホラー
少年が語り部として百物語を教えてくれるってシチュエーションなんですが…、諸々分からないことが多すぎてぞわぞわします。
何で少年が百物語をしたいのか(妖怪を出したいって何で?)、誰に向かって語ってくれているのか(目線としては読者に向いてますが、明らか誰かに語ってるし)色々謎。この物語の設定自体が既にホラーなわけです。
各エピソード、どれも短いながらも後味悪いラストになっているのも含めて(今回は箸休め回か…みたいのがない)、ホラー好きならオススメです。
幽霊や奇っ怪な出来事を端的に描かれており
見やすい上に普通に怖いものもある。
絵も昔ながらな感じが怖さを助長するので
夏の夜には持って来いの漫画です。
Posted by ブクログ
一気に7巻まで読み切った。結局、呪いを読者側にも呼び込むためのものなんじゃないのかと思ったりしてドキドキ。結局百物語って“場”を作るためのものな感じがするので。
ジャンプスケアが苦手なので薄めでページをめくっています。
ホラー連作集
この作品、サンデーうぇぶりで、掲載日の金曜日はいつも人気上位に入ってくるんで、気にはなっていました。
ホラー連作集で、読者の好みや個々の話の出来・不出来はあるのでしょうが、現代社会の闇に直結するような作品が良いです。
絵柄は多分、もっと完成度が上がりそうですが、こういう作品には向いていそうです。
サクッと読める
短編連作なので怖いの苦手だけど読みたい自分のようなのには長さがちょうど良かった
メインの怖い話より主人公周りが気になるので続きの購入も検討中
匿名
名前からして霊が出てくるような話ばかりと思ったですけど、サイコホラーな感じの話もあり、なんだか百物語というより世にも奇妙な物語みたいな気分でした。
久々にゾクッとさせてくれるホラー漫画に出会えてうれしいです。作者さんがあまりホラーが得意ではないのが意外なほどハイクオリティなホラー作品でした。