あらすじ
百物語、完結。全ての謎が解ける最終巻!
或る日、ひとりの少年が始めた百物語。
一晩にひとつ語られた怪談は遂に「百」へ到達する。
「謎が謎を喚ぶ」ホラー・オムニバス、全ての「謎」が解ける最終巻。
・収録話
第九十一夜 ポルターガイスト
第九十二夜 座敷わらし
第九十三夜 心霊写真
第九十四夜 ここにいるよ
第九十五夜 あの祠
第九十六夜 完璧なコピー
第九十七夜 こっくりさん
第九十八夜 冥婚
第九十九夜 トイレの花子さん
最終夜 お母さん
みなさんは百物語をご存知でしょうか?
百物語とは、百話怪談を語り終えると、本物の幽霊が現れ、怪異が発生すると言われている怪談会の1つです。
本作は、目的は不明ですが百物語をおこない、本物の幽霊を呼び出そうとする主人公・ユウマ君が語り部となり、百話の怪談を紹介するストーリーとなっております。
紹介される怪談はどれも短いながらも、表情の描き方や間の取り方がうまく、不気味な雰囲気があり、思わず背筋がゾクっとしてしまいます。
また、語り部のユウマ君も謎が多い人物として描かれています。なぜユウマ君は百物語をおこなっているのか? その謎が解かれないままユウマ君の語る怪談話は続いていきます。怪談が百話に近づくにつれ、徐々に語り部であるユウマ君の周囲の人物や環境にも変化が表れ始めます。百話目の会談をユウマ君が語ったとき、どんな結末が待ち受けているのか見届けたいと思わせてくれる作品です。
短編の怖い話が好きで、背筋が凍るようなお話を読みたい方は是非。
感情タグBEST3
終わっちゃった
タイトルから結末はこうだろうと思ってたけど悲しい~。次はヒナちゃんがユウマくんに会うために語ると。短いゾッとするお話をたくさん読めて楽しかった。
Posted by ブクログ
最終巻。タイトル通りバッドエンド。
主人公が話しかけていた物は予想通り。
明かされなかった謎や、実母はの後(そもそも本当に実母だったのか?)どうなったとか疑問もあり消化不良気味。
最後はひなちゃんが百物語を初める展開になってしまったけど境遇も違うので同じようにはならないことを祈る。