あらすじ
孵み落とされ続ける恐怖譚。絶望の第2集。
毎日。毎日。毎日。
何が起きようとも。
少年は怪談を語り、
百物語を続けていく。
まるで“何か”に取り憑かれたように・・・
『人間を煮詰めた味がする』
至高のホラー・オムニバス第2巻。
みなさんは百物語をご存知でしょうか?
百物語とは、百話怪談を語り終えると、本物の幽霊が現れ、怪異が発生すると言われている怪談会の1つです。
本作は、目的は不明ですが百物語をおこない、本物の幽霊を呼び出そうとする主人公・ユウマ君が語り部となり、百話の怪談を紹介するストーリーとなっております。
紹介される怪談はどれも短いながらも、表情の描き方や間の取り方がうまく、不気味な雰囲気があり、思わず背筋がゾクっとしてしまいます。
また、語り部のユウマ君も謎が多い人物として描かれています。なぜユウマ君は百物語をおこなっているのか? その謎が解かれないままユウマ君の語る怪談話は続いていきます。怪談が百話に近づくにつれ、徐々に語り部であるユウマ君の周囲の人物や環境にも変化が表れ始めます。百話目の会談をユウマ君が語ったとき、どんな結末が待ち受けているのか見届けたいと思わせてくれる作品です。
短編の怖い話が好きで、背筋が凍るようなお話を読みたい方は是非。
感情タグBEST3
匿名
クリーンガムの意外な使い方がそう来たかと思いました。駄菓子屋の店長やゴミ箱に押し込まれた子供の話が怖いよりも悲しい話でした。
怖いというより悲しかったり
この巻も色んな話がありました。ガムの話とかも、かなり良くできていました。
語り手の少年、家での境遇等も気になります。題名とも関係して、実は作品全体で大きな伏線になっているのでしょうか。