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みなさんは百物語をご存知でしょうか?
百物語とは、百話怪談を語り終えると、本物の幽霊が現れ、怪異が発生すると言われている怪談会の1つです。
本作は、目的は不明ですが百物語をおこない、本物の幽霊を呼び出そうとする主人公・ユウマ君が語り部となり、百話の怪談を紹介するストーリーとなっております。
紹介される怪談はどれも短いながらも、表情の描き方や間の取り方がうまく、不気味な雰囲気があり、思わず背筋がゾクっとしてしまいます。
また、語り部のユウマ君も謎が多い人物として描かれています。なぜユウマ君は百物語をおこなっているのか? その謎が解かれないままユウマ君の語る怪談話は続いていきます。怪談が百話に近づくにつれ、徐々に語り部であるユウマ君の周囲の人物や環境にも変化が表れ始めます。百話目の会談をユウマ君が語ったとき、どんな結末が待ち受けているのか見届けたいと思わせてくれる作品です。
短編の怖い話が好きで、背筋が凍るようなお話を読みたい方は是非。
すごい作品。ホラーは好きなのですが、このタイプのものは初めてで、終始ゾクゾクしてしまいました!毎夜語られる百物語。主人公の視点はいつも映像で見ているかのように同じで、読者はその限られた視点を通して主人公の物語を聞いて、主人公の周囲で起こる不可解な出来事を目にしていきます。
Posted by ブクログ
ある日、少年・ユウマは一人きりの部屋で「百物語」を始める。一晩にひとつずつ語られるのは、幽霊、都市伝説、人間の狂気、日常に潜む違和感など、さまざまな恐怖の物語。一話ごとに完結する怪談の裏では、ユウマ自身の周囲でも不可解な出来事が少しずつ進行していく。そもそも彼はなぜ百物語を始めたのか。そして百話すべてを語り終えた時、何が現れるのか。短編怪談と本編の謎が並行して進むホラー・オムニバス。
久しぶりにいい意味で気味が悪いホラー漫画が出てきたなぁと思った作品。どこか昭和の怪談漫画を思わせる、ざらっとした不穏さがある。派手に驚かせるというより、読んだあと日常の景色がちょっと怖く見えてくるタイプです。
一話完結なのもすごくいい。数話だけサクッと読めるのに、それぞれ怖さの種類が違って飽きない。幽霊そのものが怖い話もあれば、一番怖いの人間じゃんという話、意味を理解した瞬間ゾッとする話、読み終わってからあれってつまり……と考えてさらに怖くなる話もある。この後から追いかけてくる怖さがかなり好きでした。
そして怖いだけでなく悲しさもあったりします。
絵のザラザラした感じや、人の表情の微妙な気持ち悪さまで含めて作品の空気を作っている。
さらに面白いのが、毎回の怪談とは別に少しずつ進んでいくユウマ自身の物語。この子はいったい何をしているんだ?という違和感が積み重なっていくので、短編集なのにちゃんと先が気になる。
タイトル通り本当に百話まで描き切り、2025年3月に「最終夜」を迎えています。そもそも百物語は、100の怪談を語り終えると本物の怪異が現れるとされる日本の伝統的な怪談形式。そこを作品全体の仕掛けにしているのがうまい。
ホラー連作集
この作品、サンデーうぇぶりで、掲載日の金曜日はいつも人気上位に入ってくるんで、気にはなっていました。
ホラー連作集で、読者の好みや個々の話の出来・不出来はあるのでしょうが、現代社会の闇に直結するような作品が良いです。
絵柄は多分、もっと完成度が上がりそうですが、こういう作品には向いていそうです。
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