あらすじ
白瀧家におえんという艶やかな女が「しばらく置いてほしい」と訪ねてきた。驚いたことにかつて勇実とただならぬ仲だったらしい。かっと頭に血が上った千紘は龍治や菊香を巻き込んで、すぐさま追い出したのだが……身勝手な振る舞いはその胸にしこりを残す。一方、しばし呆然と過去の恋をなぞっていた勇実は、この一件によって今、己の心が奈辺にあるかを改めて確かめる。そのほとぼりも冷めぬうち、菊香の釣り合わぬ縁談を知らされた勇実は――。悩み多き江戸の青春群像、ファン急増中のシリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
天真爛漫な千紘と無邪気な龍治、慎重な勇実と控えめな菊香の構図が面白い。
年上女性に恋する、若き日の勇実はいじらしいし、菊香を気遣う姿もいじらしくて、好青年。純粋で今時こういう男性いるのかな?
筆子たちもかわいい。
時間がゆっくり流れていて、自分の生活を見直したくなる。
恋の行方は?
各々の恋の行方は?少しずつは、進んでいるのよね?(笑)
それにしても、この表紙の絵と、中身ーー話の内容が、合わないと感じるのは、私だけだろうか?
Posted by ブクログ
【収録作品】第一話 火遊びの頃/第二話 花と雁と蝶と/第三話 仲間の印/第四話 菊香の縁談
シリーズ第4巻。
勇実の意外な過去が明かされる。
一方で、菊香の自己評価の低さにじれったくなる。
Posted by ブクログ
シリーズ4
ある日、勇実の元に、一人の年増女がやってきた。
行く所がないので、しばらく、置いて欲しいと言う。
女の名は、おえん。
どうやら、6年前に、ただならぬ縁の有った女らしい。
妹の千紘は、菊香に助けを求める。
一件落着したものの、菊香に、縁談が。
不器用な若者の恋に、イライラするワタシ。