あらすじ
連行された生徒会長を助け、帝国との戦争も回避する。そのためにモニカは最高審議会へ出席し、失敗すれば己が処刑される危険な賭けに打って出ることを決意する。
対峙すべきは王国随一の権力者、クロックフォード公爵。学園の皆の協力もあり準備は入念に進められていく。だが、モニカにはもう一人、看過できない最凶の敵がいて――？
長きにわたる陰謀も決着の刻。集大成の第九幕、表舞台に姿を現した沈黙の魔女が、ついにその沈黙を破る!!
最強だけどコミュ障なポンコツ魔女が頑張る学園ファンタジー！
主人公の少女・モニカは極度の人見知りで恥ずかしがり屋。
人前で言葉を発することすら難しいが為に、喋らなくても魔術を使える「無詠唱魔術」を世界で唯一会得してしまった天才肌。
〈沈黙の魔女〉として王国の七賢人として選ばれた彼女に、ある日与えられた任務。
それは生徒として学園に潜入し、密かに第二王子の護衛をすることだった。
「む、無理っ、絶対無理ぃぃぃっ」（両手で顔を覆って項垂れるモニカ）
対人恐怖症のモニカにとって学園での生活は容易なものではなく、ましてや王子の顔もわからない。
任務に失敗したらと思うと頭をちらつく「処刑」の二文字。
モニカの明日はどうなっちゃうの～～？
この作品はそんな彼女の学園での様子を描いたものとなっています。
チート級スキル「無詠唱魔術」もちょいちょい行使しつつ、ビクビクしてばかりじゃ駄目だと健気に頑張る姿はつい応援したくなります。
好きなものについて語る時だけは妙に饒舌になる、天才だけど難あり少女の魅力の詰まった1作です。
感情タグBEST3
かっこいい沈黙の魔女としてのモニカをみる、読むことができて感無量です！！
とても大変なあれこれを乗り越えての帰結…震えました！
最後までビシッとはいかないモニカがまた愛らしく…
最後のエピソードはほのぼのと終わって、初めてのほっとした読了感をもてました！
次巻からの新章も楽しみです☆
Posted by ブクログ
最高審議会でのモニカがかっこよかった。
ほかのみんなも、それぞれできることをして、アイザックを助けるところがよかった。
次巻でもモニカの弟子としてのアイザックを見たい。
読み応えバッチリ
自分の正体をバラして友人たちに協力をあおいだモニカですが、すごい策士だったんだと思い知りました！
一区切りついて、卒業後の皆の様子も読めて楽しい１冊でした。
Posted by ブクログ
たった一つの目的のために仲間たちと力を合わせ、最も苦手なことに挑むモニカさんが、沈黙の魔女らしい解へ物語を導くお話です。微笑ましい師弟関係も始まります。
Posted by ブクログ
区切りの9巻。セレンティア編はおしまい。
モニカの正体への周りの反応とアイザックを救う方法に、多少不満があるが、最後までモニカの幸せそうな姿が見れてよかった。アニメも始まり、とても丁寧に作られていて、オープニングもエンディングも羊文学という力の入れようは、嬉しい限りです。
Posted by ブクログ
なかなか綺麗な終わり方だなーと。
ダラダラ続くより、本筋を見失わずに一応の完結をみせたところはとても評価できると思う。
全体として面白かった。外伝的続刊も楽しみ。
Posted by ブクログ
大大大大、大満足！！！！！
また１巻から読み直したい！！
何回でもずーーーっと浸ってたい！！
どきどきわくわく、ひやひやはらはら、ほんとにおもしろかったなぁ。これでひと段落？
こんなにうまーくとさまるとは思ってなかったので、丸くおさまり過ぎやないか⁈と思ったくらいやったけど、みんながみんな楽しそうで、読後はちょっと幸せ気分をお裾分けしてもらえた気分になった☺︎♪
Posted by ブクログ
どう決着するのか、ハラハラしていたけど面白かったし、とにかく良かった。続けて2回読んでしまった。
国王まで引っ張り出して円満におさめるなんて、モニカがなんだか凄く頼れる感じで沈黙の魔女っぽく大活躍していたし、魔法戦を通したルイスとのやりとりも良かった。学園生活を通してなんだか凄く成長したなぁとしみじみしてしまったし、それだけのことをやった後にすっ転ぶところまでモニカっぽくてよかった。そして、ちょっとシリアスな話だったかと思うとネロがその雰囲気をぶった斬ってくる絶妙の匙加減。
匿名
めちゃくちゃよかったです。
アイザックを助けるためにみんなが自分の持てる全力で頑張ってくれて、意外な人達まで協力してくれて心があたたかくなりました。
そして何よりあのモニカがすごくすごくかっこよかったです。
シリアスな場面でも笑いがあって本当に大好きです。
もうこれで終わりなのかなと少し寂しく思いながら最後まで読んでいたら、まだ次もあるそうなのですごく楽しみです。
大好きな作品本作でより好きに！
もう本当に、これでラストと言われても納得してしまいそうなぐらい大満足のⅨ巻でしたっ！！！
アイクとの再会、最終的な落とし所もお見事です！！あとはシリルに向かっていそうなモニカの淡い想いが今後どうなっていくのか！？
これで次巻が出るなんて、もはや楽しみすぎてやばいっ！
Posted by ブクログ
この新刊も素晴らしかったです。
自信満々のモニカは新鮮で面白かった。そのシーンを見たらモニカの成長を分からせて心が弾きました。
書き方の方は魅力的で心が惹かれるものでした。
それにキャラの思考の記述に相まって、読者を退屈しないために、アクションシーンも入りました。実際一切も退屈じゃなかったんです。
最後に、アレクの弟子入りは願ってもない事でした。アレクの執着なところが少し心配なのですが、今のところ良しとしましょう。
Posted by ブクログ
逮捕された生徒会長を助けるために立ち上がったモニカは最高審議会での対決を前に友人達に協力を願い…。 初代悪童対二代目悪童対決、面白かった。ルイスさんはやはり最凶ですね。お仕置きが容赦ない
Posted by ブクログ
楽しみにしていた最新巻、きっと良い結末になるだろうことは予想していましたが、最高審議会でのモニカの活躍っぷり、とってもかっこよかったです⟡.*
全ての真実を知った上でひた隠しにしていた自らの正体も明かし、仲間の協力を得たモニカの成長は長らく傍にいて同期のルイスにさえも予想外のもので......それほどまでにコミュ障で数字にしか興味のなかったモニカの学園生活は短くもとても充実したものだったんだろうなぁと感じました!
それはアイクにとってもきっとそうで、みんなの信頼を得ていたのはモニカだけでは、きっとここまでたくさんの人が彼のための力を貸してくれることはなかったと思います。フェリクスとしてこれまで彼が築き上げてきたものがあってこそなんじゃないかなと力を貸してくれた一人一人の態度を見てそう思えました。
しかも、ルイスへの伝言を聞き、その後隠されていた巨大なチェスの盤上の存在が明かされた時、その一世一代の「ハッタリ」の首謀者であるモニカは誰よりも頭の回転が早く膨大で緻密な計算をあっという間にすることのできる大天才だということをひしひしと実感して震えました:(っ'ヮ'c):
見せ場では七賢人の1人としてかっこいいのにちゃんとどん臭くていつも通りなところがまた周囲の人々を和ませ、敬って距離を置くよりも彼女の望むようにこれまで通りの態度を自然ととらせるんだろうなぁと、みんなに囲まれてコーヒーを飲む幸せそうな姿にほっこりしました(*´艸`)
それにしても審議会の決め手の術の種明かしには思わず笑っちゃいましたwwあの2人が協力者だったのも以外ですが、そういう使い方があるだなんて((( *艸))ｸｽｸｽ
審議会の裏で行われた過激な魔法戦にも注目です!!誰を足止めするのかは最初から薄々勘づいてはいましたが、あの人相手にみんなほんとよく頑張ったと思いますし、かなり厳しい状況の中負けしか見えなくて私はヒヤヒヤと読む手に汗を握ってましたが、ここでもモニカの作戦が光ってて凄まじいなと思いました。アイクを助けるためにモニカは一体いくつの計算をしたんでしょうね:(っ'ヮ'c):
10巻からは新章開始⟡.*
学園編が終わり、それぞれの未来が動き始めたところで少しずつ三角関係も見えてきて楽しみです♡ モニカが願った未来を、アークが伝えたかった本当の願いを背負って生きるアイクの今後も楽しみです!
あと、これまでのSS短編集！！！ありがとうございます！！！ありがとうございます！！！
よいまとまりで
ひとつの物語が終わりました. しかしさらに続く、と. 帝国関連なんかまだ使われてない内容を活かすということでしょうか.ここで終わっても文句は無いくらいのまとまりかたですし、綺麗な終わり方なので安心です. これまでの巻と同じく繊細な文章で読んでいて楽しかったです.
Posted by ブクログ
収まるべきところに全てが収まってめでたしめでたしかな。ガールミーツボーイであるのだけれど、ある意味ボーイミーツガールでもある。それにしても、ルイス君はさんざんである。番外編でいくら活躍したからと言って、これではお釣りも出ない。
Posted by ブクログ
クロックフォード公爵が強かな敵なので、どうなるかと心配だったが、モニカが勇気を出して、生徒会や自分の知り合いたちの助けを求め、最高審議会でも頑張ってしまう。協力する仲間たちの友情や義侠心やらがとてもいい。親しみの持てる登場人物が目白押しで、そういうことでも面白いシリーズだった。さあて、モニカの最終的なお相手は誰なんだろう。
Posted by ブクログ
あー楽しかった！
一旦の区切りと言うことで、とても綺麗な話だった！一巻から一切飽きることもなく、ずっと面白いってなかなかないから、めっちゃ満足。アニメ化もするとのことで、楽しみです。
Posted by ブクログ
9巻でひとまず完結。
全体的に、バランスがよかったなという印象。
例えば、個人的にはモニカのような性格のキャラクターはあまり好きにはなれないが、ネロというキャラクターがその隣に立つことで安心して読み進めることができたし、悪役にも人間味のある一面がしっかりと描写されていて説得力もあった。
それに、既出のキャラクターやセリフを後の展開に活かすのが巧いなとも思った。キャラクター設定や世界観を丁寧に作り上げたんだろうなと伝わってくる。
めちゃくちゃハマったというわけでもないが、スムーズに完結まで読み進められた。10巻からは新章開幕とのことだが、続きを読むかはまた考える。
匿名
第二部？に期待
自身の正体を明かしたモニカは、仲間たちと共に生徒会長救出作戦を決行する事に…
敵は国内最大の権力者、戦いの場は最高審議会。
モニカは彼を救う事が出来るか！
この巻で完結かもと思ったけど、一区切りついてまだ続く様子。
第二部？に期待
シリーズ作品レビュー
