あらすじ
古代魔導具〈偽王の笛〉の影響下、上位精霊たちが牙を剥く危険な森で、七賢人は事態の収拾のため行動を開始した。
だが〈茨の魔女〉の植物操作、〈砲弾の魔術師〉の多重強化、そして〈沈黙の魔女〉の無詠唱魔術が飛び交う大激闘は、戦禍を呼ぶ笛に秘められた真の能力で、さらなる窮地に!
一方、学園ではある生徒にモニカが魔術師だと看破され――「わ、わたしの正体をばらすぞ、ってこと、ですか?」
風雲急を告げる第七幕。かくして、物語は大きく動き出す。
※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『稀代の悪女、三度目の人生で【無才無能】を楽しむ』(著:嵐 華子)のお試し版が収録されています。
最強だけどコミュ障なポンコツ魔女が頑張る学園ファンタジー!
主人公の少女・モニカは極度の人見知りで恥ずかしがり屋。
人前で言葉を発することすら難しいが為に、喋らなくても魔術を使える「無詠唱魔術」を世界で唯一会得してしまった天才肌。
〈沈黙の魔女〉として王国の七賢人として選ばれた彼女に、ある日与えられた任務。
それは生徒として学園に潜入し、密かに第二王子の護衛をすることだった。
「む、無理っ、絶対無理ぃぃぃっ」(両手で顔を覆って項垂れるモニカ)
対人恐怖症のモニカにとって学園での生活は容易なものではなく、ましてや王子の顔もわからない。
任務に失敗したらと思うと頭をちらつく「処刑」の二文字。
モニカの明日はどうなっちゃうの~~?
この作品はそんな彼女の学園での様子を描いたものとなっています。
チート級スキル「無詠唱魔術」もちょいちょい行使しつつ、ビクビクしてばかりじゃ駄目だと健気に頑張る姿はつい応援したくなります。
好きなものについて語る時だけは妙に饒舌になる、天才だけど難あり少女の魅力の詰まった1作です。
感情タグBEST3
なんて濃い1冊なんだ…!!と思いました。
七賢人勢揃いで、それぞれの雰囲気もわかって、その中でのモニカの立ち位置?のようなものもわかって興味深かったです!
シリルやグレンの優しいところや、フェリクス殿下の謎…
ブリジットとの接触などなど、わくわくしながら読みました!
時間で真相は解明されるのかとても楽しみです!
Posted by ブクログ
推しが相変わらずたくさん出てきてくれて嬉しい!
あと、また新しいタイプの令嬢が出てきてこれまたいい!高笑いするお嬢様って本当なんて極上のエッセンスなんでしょう!!!
宝玉の魔術師のエピはそれなりの着地でしたが、そのあとのブリジットのエピが思いの外良かったです!
彼女の隠してた思いが、ある意味想定内である意味想定外でした。続きが楽しみ
2025.7.29
154
アニメ化するにあたって、小説家になろうで連載していたものを読んだけど面白かったです。外伝や帝国が舞台の物語まで読み終わって、もっと読みたいなと思いましたが、発売している小説の方には小説家になろうでは描かれていないオリジナルストーリーが載っていることを知り、今巻と前巻を買いました。【茨の魔女】のラウルが好きなので出てくる巻を買いました。小説は途中から買いましたが、小説家になろうの方を読んでいたので内容は分かりやすかったです。
ラウルが薔薇要塞を出した時の挿絵がとてもかっこよくて好きです。
匿名
今回は七賢人が大集合で大活躍でみんなかっこよかったです。
ルイスの魔術師らしくない戦い方がルイスらしくてめちゃくちゃおもしろかったです。
どんどんフェリクスの秘密にも迫ってきておもしろくなってきたので次も楽しみです。
Posted by ブクログ
前巻から続いていた「トラブル」は七賢人の活躍で無事に解決し、シェリル様にも新たなパートナーができそうで今後の展開が楽しみです。
モニカの理解者・サポーターだと思っていた殿下に関する謎がますますきな臭い感じになってきました。そこはかとなく殿下の「正体」は想像できるのですが、いまの状況に至った経緯や本当の黒幕が誰なのか、モニカの父親の仇は誰なのか、ますます目が話せません。
ブリジットの一途な想い
今回は、侯爵令嬢ブリジットのフェリクス殿下への想いに心打たれました。
別人のようになった王子に不信感を覚え、人任せにせず自身で真実を突き止めようとする胆力。
モニカも誰かに恋をしたとき、こんな強さを持ってくれればいいなと思いつつ、性格が違いすぎるから無理かなどと思ってしまいました。
Posted by ブクログ
七賢人大活躍!というか極秘任務だけど…。
極秘任務が終わってくたくたのモニカ。
だが屋根裏部屋で待ち受けていたのはまさかの人物。
その人物に取引を持ちかけられ…。
真実に近づくモニカ。
その後どうなるのかドキドキ。
Posted by ブクログ
七賢人たちの総力戦。と同時にフェリクス王子の正体にどこまで迫れるか。総力戦の中でそれぞれの魔術師たちの特性が明らかになっていく。名前だけではなく、そこに存在する価値のある人物として描かれているのが良い。
どうして6巻と7巻の間にルイス君の過去編が挟まれているのか理解できた。
モニカには理解しがたい恋愛感情というものを、ブリジットは見事に体現して見せる。
王子の過去と、父親への処断の理由がこの後どう解明されるのか、ますます気になるところである。
匿名
古代魔導具〈偽王の笛〉により精霊達が操られ、ケリーリンデンの森で、それぞれに牙を剥く…
今回でまた色々と動いた。
モニカは真実に気付いた様子だし、次巻はどうなるのか…