あらすじ
学園も冬休みに突入。当然、極秘任務もひと休み――かと思いきや、今度は〈沈黙の魔女〉に隣国との外交取引の最中、第二王子を護衛する公式任務が与えられてしまう。
〈沈黙の魔女〉が生徒会会計と同一人物だとバレてはマズい!隠れファンである殿下との急接近に胃も痛む中、外交の場に突如竜が襲来!
しかも竜の暴れ方は尋常ではなく……?
一難去ってまた一難、第二王子も隣国の使者も全て守り切るため、無詠唱の魔女がその本領を見せつける第五幕!
【シリーズ続々重版、魔女ファンタジーの新定番! 魔女の冬休みも大幅加筆でWEB版とは異なる展開へ――】
※本作品の電子版には本編終了後にカドカワBOOKS『魔術師クノンは見えている』(著:南野 海風)のお試し版が収録されています。
最強だけどコミュ障なポンコツ魔女が頑張る学園ファンタジー!
主人公の少女・モニカは極度の人見知りで恥ずかしがり屋。
人前で言葉を発することすら難しいが為に、喋らなくても魔術を使える「無詠唱魔術」を世界で唯一会得してしまった天才肌。
〈沈黙の魔女〉として王国の七賢人として選ばれた彼女に、ある日与えられた任務。
それは生徒として学園に潜入し、密かに第二王子の護衛をすることだった。
「む、無理っ、絶対無理ぃぃぃっ」(両手で顔を覆って項垂れるモニカ)
対人恐怖症のモニカにとって学園での生活は容易なものではなく、ましてや王子の顔もわからない。
任務に失敗したらと思うと頭をちらつく「処刑」の二文字。
モニカの明日はどうなっちゃうの~~?
この作品はそんな彼女の学園での様子を描いたものとなっています。
チート級スキル「無詠唱魔術」もちょいちょい行使しつつ、ビクビクしてばかりじゃ駄目だと健気に頑張る姿はつい応援したくなります。
好きなものについて語る時だけは妙に饒舌になる、天才だけど難あり少女の魅力の詰まった1作です。
感情タグBEST3
セレンディア学園を離れてのストーリーがメインの今巻。
殿下が若干…いやかなり、胡散臭くなってきていて、モニカが心配になりました!
いつも元気なグレンと、呪術師のレイがとてもいい味を出していて、テンポよく読めました!
物語の真髄にどんどん近づいてくる内容でした。
作者さまのあとがきもくすりと笑えて楽しかったです!
Posted by ブクログ
モニカの使い魔・ネロの正体が明かされてびっくりしました。なるほど、今思えばいろいろと伏線がありましたね。
モニカの父親が処刑されたことも権力者の陰謀がからんでいたことが見えてきましたし、フェリックス王子の隠し事も雰囲気がはっきりしてきたように思います。
この先の展開をあれこれと想像してしまいますが、どんでん返しを見せてくれるのでしょうか。
なにはともあれ、ファンタジー小説としても今巻は良くまとまっていたと思いますし、主人公の成長物語としても一皮むけた印象です。
悪役として描かれている謎の存在「閣下」の手がかりが早く見つかることを祈るばかりです。
匿名
今回もおもしろかったです。
お父さんの死がそんなところにつながってたんだ、とこれからますますおもしろくなりそうな予感がします。
エリアーヌとグレンのやりとりに毎回笑っちゃいますが、今回はグレンもかっこよく、エリアーヌもかわいかったです。
今回は冬休みなのでシリルの活躍はあまり見れませんでしたが、ほっこりする場面も見れてよかったです。
Posted by ブクログ
いやー、今回も面白かった。
ネロとモニカの出会いが本当に笑える。
そして初めて気づいたのだが、最後の人物紹介の文がちょっとずつ違う。
見開きのイラストと白黒反転ページに興奮して終わった今日この頃。
Posted by ブクログ
呪竜との戦いの5巻。モニカにはっきりとした目的と朧げな敵の姿が見えてきた。
この作家は小さな事でも、ちゃんと回収してくれる細やかさがある。故にストレスレスでどんどん読み進めて心地よい。大変楽しかった5巻でした。
Posted by ブクログ
今回も読み応え抜群!
邪竜退治でモニカとフェリクスが活躍。
人によって作られた邪竜、その邪竜を作ったのはピーターだった。
ピーターはモニカの父の処刑について何か知っているらしいが、呪術の失敗で失敗で灰となってしまう。
続編が大変気になる終わり方!
次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
モニカのお父さんの事件、フェリクスの秘密 がどんどん繋がってきてきて話が一気に進んで面白かった。ネロの正体もビックリ!今回は休暇中の話でシリルとの絡みは少なかったから今後に期待◎シリルの所の挿絵とても良かった!
続編待ってました!
クスッと笑える箇所あり、おおー!と思う部分ありで良かったです。まだまだ謎が多いですがモニカが
奮闘しているところが微笑ましいです。
今回は、第二王子がかなり悪役っぽく感じました。
第二王子はモニカに惹かれてたと思ったけど
あれ⁈ 違うの⁈って展開でした。
第二王子が嫌なやつで終わらないことを願うばかりです。今後の展開が楽しみです♪
Posted by ブクログ
冬休み。 女子学生のモニカと同一人物であることがバレないように第二王子の護衛。ネロの正体にもビックリしたが、王子自身にも謎があるようだ。父親の死の真相を知るためにますます深みにはまって行くであろうことが予想出来る。モニカにとっても、フェリクスにとってもそれぞれなんだか問題児が転校してくるようだし、続きが気になる。
匿名
ネロの正体が明かした!
今回はなんと、上からの命令で正式に〈沈黙の魔女〉としてフェリクスの護衛をする事に!
果たして、正体をバレずに護衛任務をこなせるか!!
ようやく今回ネロが正体を明かした。
そしてストーリーも大きく進行して、次巻が楽しみ。
モニカの成長
極度に小心者のモニカですが、本人の頑張りでどんどん成長しているのがわかり応援したくなる主人公です。
グレンとエリアーヌのやり取りが可愛らしくてほっこりしました。
フェリクスがいつ、沈黙の魔女の正体に気がつくのかも楽しみです。
Posted by ブクログ
ネロ!ネロったらめっちゃかっこいいじゃない!!!
今回推しがあまり出てこないのと、沈黙の魔女ラブな殿下はちょっと胃もたれするのでテンションあんまり上がらなかったけど、ネロの正体はとてもうぉぉ!ってなりました
2025.7.11
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Posted by ブクログ
セレンディア学園で極秘で第2王子フェリクスを護衛していたモニカは、正式に学園外のレーンブルグ公爵邸で王子を護衛することになってしまう。さあ、正体がばれてしまうとフードとマスクをして護衛することになる。そこへ呪いをかけられた竜が来襲して大騒ぎになる。騒動の裏には巧妙な企みがあったことが分かり、モニカの父の死の真相が見え隠れしていた。モニカの思いとともに、王子フェリクスの隠された思いも気になるところ。そうそう、シリルと母親との久しぶりの再会の話はよかったなあ。