【感想・ネタバレ】後宮の検屍女官6のレビュー

あらすじ

一段と厳しく冷え込んだ冬の朝、掖廷令・延明(えんめい)は凍死体の対応に追われていた。
仕事をこなしながらも、延明は絆を深める検死女官・桃花(とうか)の口から発せられた、かつての因縁相手の名について動揺を隠せていなかった。
桃花に会うのが怖い――。
延明は複雑な気持ちにさいなまれる。
そんな折、帝のおばである大長公主が亡くなったという知らせが飛び込んでくる。
衰弱死か、病死か、はたまた凍死か。その死因はなぜか錯綜していた。
大長公主の死をきっかけに、後宮は騒がしくなり……。

一方、延命と桃花、一蓮托生の夢を共に追う二人の関係にも変化が――?

後宮に囚われる哀しい女たちの定めが胸を打つ、
大人気中華後宮×検屍ミステリ、第6巻!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回も良かった。
宦官である延明の辛い境遇を、さらに目の当たりにした気がする。
そして華々しい後宮も、外に出れなければ鳥籠と同じ。
妻にも母にもなれなず、いつまで縛りつけられるのかと嘆く、銀鈴と金鈴の気持ちは痛いほど理解できる。
悪魔のささやきに惹かれてしまったのもわかる。
その悪魔はいったい誰なんだろう?
また面白いところで終わりにする。上手いなぁ。

1
2024年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後宮という狭き鳥籠に囚われた女たちの光と闇を描くと共に、宦官という特殊な「性」を持つ男の悲哀をもつぶさに描かれている傑作。

今回も面白かった。
主役カップルの延明と桃花の絶妙のコンビネーションは、見ていて気持ちが良い。カップルともいえない不器用な二人だが、女官と宦官の関係にありがちなものではないところがまた良いと思う。延明の方は桃花が好きなのだが、果たして、彼女がその想いに気付くのは、いつなのか。
次々と出てくる「謎」も興味深く、とにかく読み応えがり、嫌みのない作品で好感が持てる。

0
2024年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あとちょっとで終わっちゃう!どうなるの!?というところからの怒涛の展開に度肝を抜かれました。桃花さんも延明さまもずっと仲良くご飯食べててほしいし続きが読みたくて仕方ありません。

0
2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件自体は現代でもありえることなんですが、展開が怖いことになっているのが(;^_^A

これから大きな争いがはじまりそうですな。

0
2024年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

延明を冤罪に陥れた検視官が、桃花の父だったと判明したところから。
その父はもう死んでるが(冤罪を作った罪で)、桃花はそれを知らない。

そんな中、皇帝の大叔母が死去し、その検死をすることとなるが、まさかそれに絡んでさらに二人死ぬとは……。

桃花の父が編み出した?死因を偽る、検視官を欺く方法が、謎の奴婢から犯人に伝授されていたと判明するが、その奴婢は行方知れずとなる。

桃花父は、奴婢に手をつけて再婚したとあったが、もしや……?

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2024年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

桃花の父の件で微妙にすれ違っている延明様と桃花のもどかしいこと。
桃花も父のことを嫌っているので、延明様が彼女の父が仇だと打ち明けても逆に意気投合しそうなのだが。
近道は互いにちゃんと打ち明け合うことのような気がしてきた。
ただそう簡単には済ませてもらえなさそう。
何しろ新たなる敵が出てきてしまった
よりによって検屍術を操る側から。

今回の事件は、表面をなぞれば簡単な話なんだけれども、どうにもこう奥歯に物が挟まっているような、喉に小骨が刺さっているような小さな違和感があってすっきりしないという。
そしてその違和感が無視できなくなってきたところに爆発……まさかの仕掛けで驚かされた驚かされた。
これだから、このシリーズは面白いのです。
ステージは確実に一段階上へ。
正義の検屍術を操る延明様と桃花サイド、そして悪の検屍術を操る敵サイド。
より高度な頭脳戦になりそうで、不謹慎かもしれないがワクワクしてきました。

一段階上と言えば、桃花の延明様に対する態度も上がったような。
彼を待つようになり、来なければ拗ねるようになってきてるし。
このステージアップも見逃せないポイントでした。
ニヤニヤ。

0
2024年06月10日

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