あらすじ
皇帝の寵妃殺害の罪で、延明が投獄された! 後宮中に衝撃が走る中、後宮の検屍女官・桃花は彼の冤罪を晴らすため立ち上がる。呪殺されたとされる寵妃の死の真相を検屍によって解き明かそうとするが……?
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Posted by ブクログ
ものすごいところで終わった3巻から、どうなることかと思ったが、きっちり丸く収まって一安心。
絶対大丈夫だと思いながらもだいぶハラハラした。こんな高揚感は久しぶりだったかも。
真ん中の二人もそうだが、脇のキャラクターも魅力的。
いちおう一段落といった感じだが、まだ続くと思っていいのだろうか…?
もう少し、この先も読ませて欲しいものだ。
【追記】
全て解決したあと、「女は怖い」を連呼していたけれども、"女を怖く"しているのは、「後宮」という男が作ったシステムなんだよコノヤロー、と明記しておきたい。
Posted by ブクログ
怒涛の展開だった4巻。
1巻から続いていた大きな謎がすべて解けてすっきり!だけど、まだ自分としては100パーセント内容を理解できていない気がしますw
結論がわかったところでもう一度読み直すと、ああ、あれってそういうことだったのね!みたいなことがよくありますよね。
1巻からまた読み返したいぐらい面白い作品です。
今回一区切りついたところで、5巻からどのように展開していくか、非常に楽しみであります。
Posted by ブクログ
後宮の勢力バランスが一気に崩れてしまった今回。次回以降どう展開していくのか、各キャラクターがどう桃花にかかわってくるのか、本当に楽しみになるような巻だった。
延明が投獄されてしまった結果、いつも眠たげでぼんやりしている桃花が積極的に動こうとしているところにぐっときた。延明と桃花の気持ちに温度は大分違うようだけれど、今後二人の距離がどう縮まっていくのかも同時に楽しみにしてる。
異様に幽鬼などを恐れる梅婕妤の伏線が回収されたのは気持ちよかったけれど、後宮で皇后を脅かすほどの権勢を誇っていた寵姫の最期は、なんだかかわいそう。
Posted by ブクログ
面白すぎて一気に読んでしまったわ…。
今まで以上に桃花が活躍してた気がする!
梅婕妤が亡くなった理由に驚愕・・・
実の親子?でも娘殺したりするんだ…とちょっと驚いた。
でもヒロインの桃花も父親に売られたりしてるしな。
この小説の世界って、めっちゃ親子の縁が薄い恐ろしい世界やん…。
あと、ちょっと不思議に思ったんだけど、尺の長さって今の日本と違うんだろうか…。
たまに注釈とか入っていたりするけどあれ?ってなった。
いい感じで終わってるけど、これで終わりじゃないよね?
Posted by ブクログ
3巻での終わりから気になりすぎて全巻買ってしまいました。
今までの伏線や前巻でのあの不穏な終わりの解決編でした。
上手く言えないですが、自分のやりたいことを信念を持ってやっている方はかっこいいなと素直に思えました。
人は亡くなっても人。ただ呼吸や心臓が止まっているだけ。それだけで忌み嫌われるのは昔から変わらないのだろうなと。
今まで解決してきたり、助けてきた方々の力で桃花が延明の所にたどり着く展開はうるうると来てしまいました。
最後の終わり方的にこれで終わりな気もしますし、まだまだ続きそうな気もして…個人的には大好きなシリーズなので続いて欲しいです。
第一部終結
始まりの話から紆余曲折の流れで、一段落ついたように感じられました。孫氏の心が、その境地に達したかとニマニマしてしまいました。
Posted by ブクログ
点青と延明が共に投獄されてどうなるかと思ったけど桃李が宦官姿で検死官をはたし、見事梅の死因も判明
延明自体危ない事にはさらされたが無事回復してきて良かった
しかもこれからも延明の想いとは違うけど一緒に検死官女官として居ることを選んでくれてほんとに良かった
Posted by ブクログ
延明が投獄された結果、いつもよりも活動的でやる気に満ち溢れた桃花を見ることができた。
延明の思いはどうもまだ一方通行のように見えるが、桃花と延明が2人揃って褒美に月見を願ったというところにちょつとニヤニヤしてしまった。桃花が延明の思いに気づく日は来るのだろうか。
Posted by ブクログ
もう「終」を読むまで気が気でなかった!
そりゃ桃花も寝ている余裕はない。
次から次への検死(屍)次から次への推理。
延明様も獄中にいながら、推理を展開。
彼視点の話が多かったのに、終盤に延明様に降りかかったのがあの展開だったから、本気で息が止まりかけた。
え、嘘だろと。
梅妃嬪が亡くなったのも意外だったし、夏陀様の扱いにも驚かされた。
他にも、ええ、まさかあなたが!と思うことも多々。
広げていた風呂敷を一気にここで畳む、畳み続ける展開。
今まで一番夢中で読んだ巻だった。
前述通り、全てが終わるまで気が気でなかったけれども!
本当に驚きっぱなしだった中、一番驚いたのは、最後の最後に桃花が今後の身の振り方について語ったこと。
当初から随分変わったなあと。
桃花からあの内容を言わせただけ、お相手はお手柄だったと思う。
それだけ桃花から寄り添ってくれているのだから。
本当に変わったなあ、桃花。
その変化に驚いて、その変化が嬉しかった。