【感想・ネタバレ】アガサ・レーズンの復縁旅行のレビュー

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悲喜こもごも。

外国小説の楽しさはまずキャラクターにあると思います。
日本小説では毒のある中年女性がヒロインとか絶対書かれないし
恋する相手はせいぜい欠点はツンデレ止まりで向こうは基本主人公だけに特別な面を見せるジェントルマン、女性もアバタもエクボで徹底的に惚れ倒す相手でなくてはなりません。
でもアガサの惚れる相手は財産や境遇を除いても欠点だらけですね!
もちろんアガサも強烈な性格ですが相手もそれを承知でいやいやまぁチャームポイントがあるからいいじゃん!と思って付き合いますし
アガサもアイツバツイチだし他の女に優しくするし何より自分優先してくれないし何なの!って思ってます。
大人の恋なのでまず普通に外見のステータスから入って、打算も不満もありながら大人の見栄っ張りで喧嘩するし言えないしでも自立が行き過ぎてても寂しいし…と要素が沢山あるのが日本の小説にない魅力で楽しいと思っています。
そしてそんなアガサに付き添ってくれる牧師夫人や付き合うならこっちじゃないの?といつも尻拭いの若い警官君とかが更に作品の魅力を厚くしてますね。

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2022年05月04日

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