あらすじ
日本の約26倍の国土に約14億人、56の民族がひしめき、GDP世界第2位にまで成長した中国。
底なしとも思えるそのパワーの源は、食べることにあるのかもしれない!?
四千年をかけて育まれてきた豊かな食文化から、大国の歴史と今を紐解いていく。
【現地取材】
・古都の追憶 西安、赤と白の香り
歴代13の王朝の都として栄えた街で、麺や餃子などの粉食と刺激的なラー油を堪能した旅。
・小さな村の大きな胃袋
25の少数民族が住まう雲南省で出合った、さまざまな郷土料理。
・飲茶のある風景
朝からお茶を酌み交わし、点心をつまんで、おしゃべりをして……。広州で見た幸せな日々。
・24時間もの喰う街。美食の都で何が起きたのか?
民主化デモが激化する香港の街と、闘う人びとの食風景。
・喰らう都の先端中華
ロボットレストランや配達アプリなど、最新テクノロジーを駆使した北京の暮らし。
・生命の発酵キャラバン
発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが旅した、発酵食文化が根づく雲南省の茶馬古道。
・中国茶、その向こう側
〈みんげい おくむら〉の奥村忍さんが、お茶を通して見つめた現代中国の姿。
【特集企画】
・中国食品百科全書
麺、餃子、お茶、漢方、調味料……。各地で親しまれている膨大な種類の食品・食材をビジュアルで解説。
・胃袋からのぞく中国
国内の食糧生産事情、食品偽装問題の真偽、世界中のチャイナタウンの実態など、食に関するさまざまな切り口から中国社会を見つめ直す。
・ユザーン in 四川 弾丸・成都食い倒れ紀行
ひとり四川省に赴き、激辛料理を食べに食べたタブラ奏者・ユザーンの珍道中。
【付録】
・綴じ込み冊子 指差し中国料理帳
漢字が読めなくても料理をラクラク注文! 美食の旅に持参したい便利な小冊子。
【連載】
・旅支度 / 皆川博恵、シャオクゥ×ツゥハン、宇賀なつみ
・越境の民 vol.8 ドゥカ(フブスグル県・モンゴル)/ 佐藤健寿=写真
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Posted by ブクログ
いや〜、町中華が盛んに取り上げられ、書籍やムック本、雑誌に取り上げられ昨今、本場中華料理を中心にそこに住む人々の姿を写真とともに鮮やかに描き切った定期書籍。
中華料理の至宝2500年の生み出した.幾多の料理、基本的には4本足は机以外、2本足は人間以外(実際は喫人の実績あり)は、すべからく口にする広東人だけでなく、広い国土に伝統的に育まれた各種料理には目を見張る物が少なくない。素材を生かすことを主眼に置く日本料理とは一線を画す、手を変え品を変えあらゆる手を尽くす世界最高の料理と言っても障りはなかろう。