【感想・ネタバレ】TRANSIT41号 ニューヨーク ニューヨークには夢がある!のレビュー

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Posted by ブクログ

ニューヨークという街。1年住んでみて、やっぱり刺激、興奮、欲望の街。野村訓一氏のコラムにもあるとおり、すごくおしゃれで先鋭的な感性を持っているように思うけれど、ニューヨークに若い頃からいたからすごいのか?というとそうでもない。ただ、NYに住んでいれば、アピールしなければ、自分から動かなければ、自分から話しかけなければ、空気と一緒。その強さ、あたりの激しさが、日本人にはない。それがあるだけで、こいつ尖っているなという感性に思われる。音楽も、アートも、カルチャーも、そういう土台の違いに依拠した違いを意識しているだけで、もっと本質を見るべきかもしれない。経済力も、東京の方が上回っているし、ニューヨークの物価は高いが、決して質が高いとは限らない。でも、生ハムとか、ワインとか、やっぱり美味しいヨーロッパの製品と、アメリカらしいユニークさが同居し、世界最高峰の食。ドミノパークから見たマンハッタン、最初のページはブルックリンブリッジ、外からきた人ばかりで構成されているのに、ニューヨーカーがたくさんいる。いつ、どうやってニューヨーカーになるのだろうか。外様だよ、と自身では思っていても、いつか戦いの中で、強くなりニューヨーカーになるのかもしれない。レストランも、混んでいるところはすごい。平気で1時間待つし予約していてもそうだったりする。早足で歩き、コーヒーカップを片手に、最短ルートで目的地に向かって歩く。でも、あえばニッコリ、How are you?。全ては金だし、文化だし、リッチになって、寄付する。社会に貢献しているという満足感もある。それが循環している中の一つになる、その意味は難しく、また弾き出された人たちもたくさんいるだろう。

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2021年01月04日

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