あらすじ
小児科で新たに働くことになった斉藤は、ここでも理想と現実のギャップを実感する。死に瀕しているのに受け入れられない救急患児、極端に少ない小児科医。
「戦い方は一つじゃない・・・・・・オメーにはオメーのやり方があるはずだ」
もがいて抗っているのは、斉藤だけじゃない!だから・・・がんばれ・・・
感動の長編、第4外科編もついにスタート!
【目次】
第38話 貴重な休日の使い方
第39話 小児科の算数
第40話 大人になるには
第41話 普通の医者
第42話 しがみつきたい
第43話 嫌われ者、人気者
第44話 ありふれた病気、がん
第45話 告知のセオリー
第46話 笑顔の裏側
第47話 手術は、成功です
第48話 どこにでもある風景
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
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第4外科編
5~8巻に描かれている「第4外科編」はできるだけ多くの人に読んでほしい。ガンという重いテーマでありながら、このシリーズには珍しく希望と共に幕が閉まります。自分も親をガンで亡くしているだけに、深く心に残った作品でした。
このストーリーは、次元の違う深さだと感じました。
これは!
私の次男が言いました。「命なんて軽い!簡単に吹き飛ばされてしまうくらい軽い!だから
しっかり掴んでいないと、簡単に無くなってしまう!」って。長男が不慮の事故で亡くなり、これからは
次男が家督を次ぎますが、兄弟というのは不思議です。このお話しの意味、私は解りすぎるくらい解ります。
キャパオーバーのなかで
一部ご紹介します。
・「非常に残念な結果となってしまいましたが、あの時点で我々はどうすることもできませんでした。」
「本当にどうすることもできなかったんですか?」
「一夜明けた今、何を言おうと、全ては結果論です。目の前の患者に責任を果たせない者に医者である資格はありません。受け入れは物理的に不可能でした。努力や根性で解決できる世界じゃない。要するに君は、自分がそんな事に加担したと思いたくないだけじゃないんですか?」
「…違う!」
「僕を否定することで自分を正当化するのなら、それはただの自己満足です」
・「先生はどうして小児科医を続けているんですか?」
「僕がやらなければ、誰がやるんですか?」