【感想・ネタバレ】からくりサーカス 1のレビュー

あらすじ

遺産相続絡みで命を狙われる少年・勝と人を笑わせないと死んでしまう病にかかった男・鳴海、そして勝を助けるためにからくり人形を操る女・しろがね…。三人の運命が交錯する時、“笑顔”の本当の意味が…!?欧風熱血機巧活劇、ここに開幕!!

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身の丈ほどもある大きなトランクを持った少年・才賀勝に「サーカスに連れて行ってくれませんか」と頼まれた、拳法家の青年・加藤鳴海。そこに人間と見紛う奇妙な人形が現れ、勝を連れ去ろうとします。拳法が通じない人形相手にピンチを迎えた2人の前に現れたのは、謎の銀髪の美女・しろがね。さあ、ここに世紀の機巧活劇が開幕する――。

不死の体を持つ人間「しろがね」と自動人形(オートマータ)との闘いを、国境そして時空を超えて壮大なスケールで描いた藤田和日郎先生の代表作。
これほどまでに人間の持つ感情、喜怒哀楽全てがビビットに描かれた作品を私は他に知りません。ストーリーは闘いを中心に進んでいくのですが、その闘いに身を投じた「しろがね」達の生き様、闘いに巻き込まれた人間の悲劇、そして「しろがね」ではないものの大きな鍵を握る存在である勝の成長――その全てがクソデカ感情でもって読者の胸に迫りくるのです。

登場人物たちは火傷しそうなほどの熱さを持った愛すべき奴らなのですが、物語は彼らをあざ笑うかのように残酷な展開を見せます。なので、後半は傍らにティッシュのご用意を。

「面白い」「ドキドキする」「泣ける」「感動する」「怒りを覚える」「声を上げて応援したくなる」。こうした漫画体験の全てが詰まったこの作品、陳腐ですが、読まないと人生の半分損してると言わざるを得ません……!

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ネタバレ 購入済み

号泣してばかりでした

私はパチンコが趣味でそれきっかけでからくりサーカスを読み始めました。
シンプルに面白いですし、最終巻に進むに連れて毎回号泣していました?
特にフランシーヌ人形の「べろべろばぁ」のシーンは自分でもどんだけ泣くんだ?と思うぐらい泣きました(笑)

登場人物達にこれだけ感情移入させる漫画は早々ないと思うので出会えて良かった作品だと個人的に思いました。もっと早く出会っていればと思うぐらいです。


あとパチンコを打たれる方しかわからないかと思いますが、笑顔全回転をこの間出して流れる映像に泣きました(笑)

#泣ける #切ない #感動する

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2024年04月11日

ネタバレ 無料版購入済み

良作

主人公『まさる』と複雑につながる人間関係にコミカルを混ぜつつ、時に鳥肌の立つような感動を味わえます。
物語は~の章、と進行していくので、読み終わった後には小説を読んだかのような心地よい余韻が残ります。

0
2023年02月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1巻
お節介クマさん鳴海が阿紫花率いるぶっ殺し組におわれていた勝を助けてしまったところから全ては始まる。しろがねと合流し、アルルカンが登場、プルチネラを圧倒する。3人が鳴海の家でやっと一息と思っていると、ぶっ殺し組の対抗馬である誘拐組がグリモルディを武器に勝を連れ去ってしまう。勝が目を覚ますと、叔父にあたる才賀善治の薄気味悪い笑顔と共に語りかけてくるのであった。その頃、鳴海としろがねは阿紫花から誘拐先を聞き出し、救出することを決意する。尚、その才賀善治の屋敷は阿紫花と同様手練の人形遣いを6人抱え込んでいるため、救出が容易ではないことは承知の上での決意である。

個人的見所
・アルルカンがプルチネラを粉砕するシーン
・鳴海「おれよか、強くなれるぜ」
・ゾナハ病で荒ぶる鳴海をしろがねが諌めて、周囲が笑う。ボケとツッコミで二人の相性の良さが出てる。
・勝の役に立った時のしろがねの晴れやかな表情
・鳴海の気功覚醒
・グリモルディとアルルカンの攻防

0
2022年02月25日

ネタバレ 購入済み

冗長な戦闘シーン

山あり谷あり、ストーリー濃厚なバトル漫画です。

ギャグ要素がふんだんに散りばめられている一方で、特に中盤以降はかなりダークな物語に突入します。
「陰謀に巻き込まれ、幸せを壊される人々」「死の直前まで苦しみ抜く人生を送るが、最期の最期に報われて笑顔で死亡するヒロイン」「味方になり、願いを叶えて破壊される敵キャラ」etc…
マサル周囲のサーカスメンバーを除き、多くのサブキャラは読者を感動させる代償としてこの世から去ります。
ある意味ご都合主義ともとれるけれど、まぁこの構図は昔から王道だし、実際泣けるので文句はありません。


勿体ないのは、不要と思われる登場人物やサブストーリーがかなり多い点です。
真夜中のサーカスでの戦闘、黒賀での特訓、三姉妹や人形相撲、エリ様(、ハリー争奪戦)など、無駄にインフレした戦闘シーンが多く冗長で、物語の本筋に集中できないです。
首さえ飛ばされなければ死なない者同士の戦闘は、終盤まで来ると緊張感に欠けるというか、ほとんど同じことの繰り返しになるので、飽きがくるんですね。
というか、この漫画の売りは戦闘シーンというよりも伏線の張られた緻密な物語・仲間との繋がりにあると思います。

削るところを削れば、よりコンパクトで分かりやすく30巻弱くらいにまとめられたのではないでしょうか。
43巻ともなると、読み返すのが非常に億劫で、特に戦闘シーンは丸ごと飛ばしたくなります。

とはいえ、この密度の漫画を2-3ヶ月に1巻作り上げた作者さんは化け物です。
それなりに人にオススメできる良い漫画です。

#切ない #感動する #ダーク

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2021年05月27日

rm

ネタバレ 無料版購入済み

内容も

絵も雑で読みにくい。けれど、あり得ない設定になりすぎていて、続きは気になる。遺産相続は普通だけど、人形使って戦うとか効率的ではないような。まさるが、強くなれるのか?人形が進化するのか?はたまた別の展開か?次を読んで、先に進むか決めてみます。

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2024年02月04日

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