【感想・ネタバレ】アサギロ~浅葱狼~ 9のレビュー

「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年02月21日

京都へと昇る浪士組の一行。例の大篝火事件がありつつ、狂乱の都市へと進みます。
佐々木只三郎の考えることが、熱がなくて怖い。あの表情の薄い顔で考えていると思うと、余計に。
ここでの選択が浪士組の京都居残り組の伏線になるんだろうな。

原田左之助登場。
まさか、ああゆう形を持ってくるとは。あの自称24歳...続きを読むの原田左之助は、上野彰義隊で戦死せずに、馬賊の棟梁になるんだろうな。殺しても死なないと地で行くような雰囲気。

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Posted by ブクログ 2014年06月18日

有象無象が集う浪士組御一行様、京への旅路。
岡田以蔵含む天誅組も登場して、血生臭くも泥臭い死闘の予感を孕む不穏さ。
本編は緊張感の連続なので、番外編の歳三 『心の俳句』に心和みました…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年02月12日

原田左之助登場……って、えええっ!? そ、それでいいのか(汗)。そして、芹沢鴨、人斬り以蔵はじめ京都の浪士たちときな臭い連中が続々。巻末マンガ「土方さんと沖田くん」に癒される……って、土方さん、口から出任せで他人を犠牲にするのか(滝汗)、さすがにそれは……。

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