【感想・ネタバレ】アサギロ~浅葱狼~ 26のレビュー

「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月26日

火種を見つけ、不満を煽り、武器を売る。
自国の勢力圏に取り込む為に売る。
或いはただ儲ける為に敵味方無く売り付ける。
戦火は京都のみならず、遠く蝦夷の地まで。
真の災いの元は何なのか。
大局が見えない大義のために同国人同士が殺し合う。
幕末の徒花、新撰組。
破局が近づいて来ました。

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購入済み

新撰組に綻び?

2022年12月20日

長州観点では大きな動きがあったが、新撰組観点ではそれほどの動きなし。ただ、近藤の思い上がりとそれを疎む隊士の不穏な空気感はよく出ていた。

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