【感想・ネタバレ】アサギロ~浅葱狼~ 27のレビュー

あらすじ

◆伊東甲子太郎、近藤勇との対峙。そして…


時代の“最前線”の京で存在感を増す新選組。
一方、江戸では動くべき時を待ち続け、あまりに待ち過ぎもはや出遅れたのではと感じて焦燥する男が一人……

その男、伊東大蔵。後の名を伊東甲子太郎。
かつて門下にいた藤堂平助を介しての新選組への誘いにどう動くか――!?

そして、京では薩摩の西郷と坂本龍馬、国を揺らす出会いが!

史実に即し、かつ史実の間隙を往く斬新本格新選組雄篇漫画!
歴史激動の音が響く第27巻!!

...続きを読む

「新撰組」の作品は数あるが、もうお腹いっぱいという人にも是非読んでもらいたい作品。
剣術メインのストーリー構成と迫力満点の立会い、そして個性豊かなのちの「狼」たちのコミカルなやり取りがこの作品の魅力だ。
沖田総司となる惣次郎は格別の強さと「頭の弱い」感じの微妙なバランスが魅力的。そして、惣次郎が慕う近藤勇は引きこもり気味だが、圧倒的な大らかさと立会時の凄まじい迫力に読んでいて引きこまれてしまう。
そんな二人が通う道場・試衛館には、竹刀剣術とは異なる「斬る」ことを主とした教えと人を引き付ける近藤の魅力で「狼」が次々に集う。一人一人の「狼」を背景から丹念に描き個性豊かに仕上げているのも作品の魅力だ。
ただ、やはり一番の魅力は見ごたえ十分の立会シーン。刀は斬れる。その当たり前を存分に活かした描き口は、迫力がコマから溢れだす。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

幕末ビッグネーム

いつもの新撰組の面々に加えて、坂本龍馬、高杉晋作、西郷隆盛、勝海舟といった幕末のビッグネームが登場して気分がアガる。

#タメになる #アガる #ドロドロ

0
2023年07月18日

「少年マンガ」ランキング