あらすじ
明治中期、少女・鈴(すず)は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽(つがる)に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!?--ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。
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Posted by ブクログ
まずは『明治緋色奇譚』というタイトルに惹かれまくる・・・(笑)
そしてページを開くと、鈴ちゃんのかわいらしらさにぐっと惹かれる・・・(笑)
タイプとして好きな話です。
青年 津軽と身請けされた少女 鈴。
日常を描いている感がまたいい。
ほんわかシリーズになっていくのかしら?
内容も絵も素晴らしく、すごく上質な作品。
呉服屋の御曹司で、本当は切れ者なのに、変わり者で「捜しものや」をしている津軽とその助手の女の子、鈴。依頼者や知り合った人達の色んな捜しものを手伝ったり解決したりするんだけど、すごくいい話がいっぱいあります。話し方も明治という時代を感じさせながら、小気味いい会話で、テンポ良く物語が進んでいきます。
鈴ちゃんの津軽への恋心もほんとかわいくて…♪
物語の後半は、鈴ちゃんのことがメインになってきて、スリル感たっぷりで引き込まれますが、前半の津軽さんと鈴ちゃんが事件?謎?を解決していくお話もどれも面白くて大好きです^_^
表紙の絵もすごくキレイで、全部好きです♪
Posted by ブクログ
青年と少女
親に郭に売られた鈴は、呉服屋の跡取り息子の津軽に身請けされ一緒に暮らしている。
津軽の趣味は“さがしもの屋”
探し物の依頼を通じて、依頼者の人生を、感情を垣間見る鈴。
様々な思いに触れるうちに、自らのうちに潜んでいる気持ちから目を背けられなくなる。
津軽の親友の河内は、鈴の心の中も、そして本人すらもまだ気づいていない津軽の気持ちも知っているのだけれど、だからといっておせっかいを焼くわけでもなく、ただ見守る河内のポジションが好き。
飄々としている津軽の心の中が、徐々に明らかになってゆくことを期待。
Posted by ブクログ
明治っていうよりは大正っぽい感じがしましたけど、遊郭で見受けとなると、明治になるのかな?ってところで、少女の鈴と鈴を身請けした大店の津軽が捜し物をするって感じ。
「恋物語」とはありますけど、年齢差がありすぎるので、まだまだ鈴の片思いってところでしょうか。「花と悪魔」を思い出しました。
鈴が年齢の割には大人っぽいところもあって、鈴の恋が実ることがあるのか、次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
無料アプリ。遊郭に売られていた女の子鈴と、鈴を身請けした男津軽の話。本業とは別でさがしもの屋をしている津軽。1話目は手紙を探すところから始まるんだけど、毎回謎解きっぽいのがメインで進むのかな?鈴ちゃん身請けされた側なのに、ちょっと気が強すぎて津軽や河内への態度とか口調とかが今のところ苦手。人捜しに筆探し。最後は指輪探し。鈴と津軽はいくつの設定なんだろう。歳の差モノはあんまり好きではない上に、時代モノもあんまり得意ではないんだけど、レビューが良かったのもあって読んでみた。とりあえず3巻まで読んでみる。
Posted by ブクログ
一応恋愛マンガ…とのことだけど、
何だかサスペンス方向へと
移行しつつあるのは気のせい?
今流行なのか
年の差恋愛マンガの作品が
増えてきているけど、
この作品は、どういう形で
結末を迎えるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
明治時代、遊郭から身請けされた少女鈴と身請けした津軽の日常物語。
ちょっとおませで賢い女の子鈴と津軽が万請け負いのような仕事を行っていく中で絆を深めていく。
恋愛物語として書かれているようだけれど、現状は鈴の片思いとなっている。
正直今すぐ両思いになったりしたらそれはそれでどうかと思うが。
明治時代を彷彿とさせる背景に、軽業師を目指す少年や、津軽の弟や、津軽の幼なじみの女等いろんな物語が通り過ぎていく。
その様子がとても奇麗な絵で彩られていて面白かった。
Posted by ブクログ
表紙が綺麗だったのとタイトルで気になって買った。
舞台は明治時代。
主役は老舗呉服屋「藤島屋」の長男で支店の店主をしている青年・津軽、それと津軽に遊郭から身請けされた没落華族の少女・鈴。
津軽は別宅で「さがしもの屋」をしていて鈴はその助手として手伝う日々をしている。事件を解決していくお話がメイン。
さがしもの屋に持ち込まれる依頼を解決しながら津軽がどういう人物か、なぜ鈴を身請けしたのか、少しずつ分かってくる。
鈴は津軽の事を好きなんだけど、津軽は飄々としていて子供扱いなのでまだイマイチ分からない。
絵が綺麗なのと、事件解決が主な事、あと河内氏が面白くて結構好きだ。
巻末おまけ漫画は河内氏の華麗な裏舞台。
ヒロインが好きじゃない
明治、大正などの時代物には目が無く、今まで面白くなかった作品が無いので、今回3巻無料の機会に、以前から気になっていたこちらを読んでみました。内容はまあまあ面白かったのですが、ヒロインの鈴が好きになれなかったです。恩ある津軽やその友人の河内等、立場も年齢的にもずっと上の人達を子供の頃から当たり前に呼び捨てにしたり、自分の力や努力ではなく、人の力やお金で当たり前の様に外国にまで行ったりと、一体何様のつもりなのでしょう。元は華族出身だそうですが、どんな躾や教育を受けてきたのか信じられない礼儀知らず常識知らずです。まぁ、兄や爺様達も、身売りされていて津軽が大金を出して買った鈴を、一円も出さずに自分の思い通りに利用しようと普通に考え、それが当たり前に通用すると思っているクズ共達ですから、元々がそう言う非常識で無礼な一族なのでしょう。口先では津軽は恩人だとか言ってますが本当にそう思っているのなら、仮に津軽自身が許しても呼び捨てになどは出来ないし、呉服屋を営んでいるのですから、最低限でも恥ずかしくない着物の仕立てが出来る位の努力はするのが当然だと思いますが。僅か、1ヶ月の船旅の間に、1から始めたフランス語が上流でも下町でも何処でも不自由せずに流暢に会話出来る様になるなど、現実には有り得ない、ファンタジーとしか言い様のない都合が良すぎる設定にも、苦笑しかありません。呆れるほど、自分勝手で傲慢で自己中心の人間が、沢山登場する漫画です。漫画の登場人物でも、本気で腹が立ちます。