あらすじ
混濁期を抑える方法を求め、ダリンの案内でZoMA(特殊医療人類学研究所)に乗り込んだ千紘(ちひろ)と礼弥(れあ)。検査の結果、礼弥に“生命活動”が確認され喜ぶ千紘だったが、全ては所長・サルヴァの罠だった! 千紘はゾンビの群れに囲まれ、礼弥の脳にはメスが……。絶海の孤島でかつてない危機が迫る!! ゾンビの島編、クライマックス!
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Posted by ブクログ
8巻なので基本構造は割愛。
カラー口絵は初回限定なのかな?
謎のチアリーディングの謎は本編で明かされる。
ゾンビ機関編も大詰めの様相。
いろいろ波乱ずくめのドシリアス展開。
時折挟まれるセクシー描写と妹ちゃんの活躍が清涼剤。
各々の過去が明かされ、背景が見え始め・・・。
何故か、妹嬢の主婦力の高さが印象に残った。
女子力が高いというと、料理が巧かったり、家庭的だったりすることを指しがちに思う。
妹嬢は、女子力を超えたところにある主婦力なのよね。
家事全般をこなして、家族を心配する。
そんな気高さを持つ、最年少の存在。
滅茶苦茶頼もしい存在だけど、人に頼れる・・・ある意味完璧な人格者と気づいた。
Posted by ブクログ
惨劇はもう一人の主役を迎えて加速する、と言ったところだろうか。ダリンの物語が語られる一方で、ZoMA編は着実に終わりへと向かっている。
その中で、萌路のエピソードは大変愛らしい。何をさせられてるんだ感は半端ないが。
えげつない物語は、えげつない引きで次の巻へ。これでは、先の巻で地団駄を踏んだ読者が、さらに地団駄を踏まされるわけで。
その焦らしの上手さに、素直に星五つを捧げようと思う。