あらすじ
急遽、タクミと入籍した奈々。それを知ったナナは募る孤独に耐え切れず、レンの前でパニックに陥る。不安定な思いを抱えたまま、新居に移ることになった2人だが…?
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「自分にとって一番大切なものはみんな違うんだから」
正反対の性格の小松奈々と大崎ナナ。同じ名前の少女が出会い、それぞれの幸せと向き合う。平成が舞台の本格青春ストーリー!
冒頭のセリフは、作中で最も心に響いた言葉です。カリスマバンドのボーカルを務めるナナと恋愛最優先な生活を送る奈々。性格も生活も全く異なる2人が、お互いのことを真剣に理解しようとする姿に心動かされます。現在私たちの生活では、SNSで周りの近況を知り、会いたい人には簡単に連絡を取れるのが当たり前。そんな時代を生きているからこそ、私は作中の2人の「接点が少なくても心の距離は近い」関係性が羨ましいと感じました。
読めば必ず『NANA』の世界観に引き込まれること、間違いなしです!
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Posted by ブクログ
ハチのだし巻きたまごが美味しかったから今度教えてもらおう、その位なら歌いながらだって出来る
というナナのモノローグが泣ける。
レンに指摘されたことはその通りで、そうじゃないことは自分で分かっていてもどうしようもない。
ハチの誕生日をみんなで祝うシーンは素敵だ。
旦那さんが出張中でもこれは嬉しい誕生日。
ノブがいないのは寂しいが。
人が電話中に「誰?」と訊いてくるレイラが相当ずれている。
それで「ナナちゃんに嫌われている」はかなりエキセントリックだ。
美里もとい舞が謝恩会のスタッフで参加したらそれは盛り下がるに決まっている。
というか、マネージャーをやっているということ自体
ファンたちに知られたらまずいのでは。
詩音は本当にうざいな。
昔からの友人と言ってYASUを図案化したタトゥーを見えるところに入れて
お揃いの煙草と指輪をして私設ファンクラブの会長なんて、
こういうのを使うヤスも四海もおかしい。
クララさんが美里の兄のサインのことを言い出してくれて意外と優しい。
サキがブラストは何にも変わってない、アキコたちにも聞かせたかったと涙ぐむのは良いシーン。
売れる前から応援していると色々複雑な気持ちになるのも当り前だ。
奈々にサーチの記事を潰すちからはない。勘違い女なのはその通りではある。
倉田ごときに偉そうに言われる筋合いも無いが。
ノブは本当におぼっちゃまだな。良くも悪くも。
働かないと、とナナが言うのを「欲しいものがあるの?」
と無邪気
尋ねるところ、おぼっちゃまの発想である。
前にシンが言っていただからこその天然あったかオーラなのだろうな。
この時にしたナナと一生友達でいる、喧嘩をしてもすぐ仲直りをするという決意を
ずっと守り続けているのだ。
奈々は、ナナと私どっちが大事なの、と言ってこない
初めての彼女だったのだろうな。