あらすじ
奈々は、タクミとの生活を始め、穏やかな日常を送っていた。だが本心はナナに対する気持ちが溢れて止まずシンと会い心の内を話す。一方、ナナはある朝、TVで…!?
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「自分にとって一番大切なものはみんな違うんだから」
正反対の性格の小松奈々と大崎ナナ。同じ名前の少女が出会い、それぞれの幸せと向き合う。平成が舞台の本格青春ストーリー!
冒頭のセリフは、作中で最も心に響いた言葉です。カリスマバンドのボーカルを務めるナナと恋愛最優先な生活を送る奈々。性格も生活も全く異なる2人が、お互いのことを真剣に理解しようとする姿に心動かされます。現在私たちの生活では、SNSで周りの近況を知り、会いたい人には簡単に連絡を取れるのが当たり前。そんな時代を生きているからこそ、私は作中の2人の「接点が少なくても心の距離は近い」関係性が羨ましいと感じました。
読めば必ず『NANA』の世界観に引き込まれること、間違いなしです!
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Posted by ブクログ
ヤスが、ナナの部屋まで押しかけた記者を殴ったことに感動した。ヤスカッコイイ。「ハチ公見てなよ あんたの望みは絶対叶えてやるから」ってナナかっこよすぎ~!NANAの悪口を消すハチ子…あかん…。涙腺を刺激される。
Posted by ブクログ
シンちゃんが早朝にそっと姿を消しているのも
ライターをわざと忘れて行ってくれるのもソツがない。
ナナがヒーローはヒロインの味方だと言って会いに行ったのに
すれ違いが悲しい。
タクミは圧倒的に言葉が足りない。
奈々も良くないが、京助のような言い方をしてくれたら
理解もできたろう。
木下は良いやつだなと思う。おバカだけれど。
レンがバンドは運命共同体で、いま守らなければならないのは昔捨ててきた仲間じゃない
という台詞が好きだ。
カメラを通して「あんたの望みは絶対叶えてやる」
のメッセージがあまりにもヒーローだ。
ノブが潔癖というシンの評価は的を射ているなと思う。
ヤスの言うことはちょっと厳しいがその通りだ。
世の中必ずしも正義が勝つ訳ではない。
奈々のお姉さんが、タクミのことを
道を踏み外さないように神様が音楽の才能を与えてくれたのかも
と言うのが優しくて好き。