あらすじ
江戸の名歯科医・藤屋桂助が、事件に迫る!口中医桂助事件帖シリーズ第一作!
虫歯で命を失うこともあった江戸時代。庶民に歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う口中医・藤屋桂助。幼なじみで薬草の知識を持つ志保と、歯ブラシ・房楊枝職人の鋼次は、ともに力を合わせる若き仲間同士である。が、桂助のまわりでは謎の事件が次々と起こり、得体の知れない大きな流れに巻き込まれていく。続発する謎の事件の真相とは……。
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Posted by ブクログ
口中医桂助事件帖シリーズ1巻。虫歯で命を失うこともあった江戸時代、日本橋随一の呉服問屋の若旦那で江戸の名歯科医・藤屋桂助と幼なじみで薬草の知識を持つ志保、江戸の房楊枝職人の鋼次が、ともに力を合わせ庶民たちに歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う。「料理人季蔵捕物控」シリーズと同じく、歯科医・料理人という職業からの着眼点で、主人公の周りで起こる事件を解決していく事件帖。女性作家らしくきめ細かな心理が描かれ江戸時代の歯科状況がわかる。「白牛酪」に興味アリ。次巻「手鞠花おゆう」