あらすじ
人格入れ替わり現象を乗り越え、太一たち文研部員はおだやかな日常を取り戻した。そんなある日の放課後、突如稲葉が太一に襲いかかる! さらに唯が見せた机を叩き割るという過剰な行為。そして太一と伊織には、奇妙な感覚が湧きあがった──体が、勝手に、動きだす? そんな矢先、太一は青木と唯が補導されたと聞かされて……!? 再び現れた<ふうせんかずら>と新たな試練。5人の想いは錯綜し、確かに思えた絆は打ち砕かれる! 愛と青春の五角形【ペンタゴン】コメディ!!
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Posted by ブクログ
どんどん成長していく5人。
前回の人格入れ替わりではなく、今回は『欲望解放』。
これって、凄く怖い。
だって、思った事を、願った事を無意識状態で暴走させるのだから。
傷ついて、痛みを知って、皆の共有したい場所を再確認させられて。
稲葉姫子は八重樫太一に恋をした。
誰にも頼らず、我を張って、一人強くあろうとした外壁が瓦解した。
それを知られないために、必死で守って来たのに。
でも。瓦解した外壁がなっくても、それでも友達を止めないと言った永瀬伊織に救われ。
伊織と姫子は太一を奪い合うライバルとなる。
こんな小説、 中学の時に読みたかったなー。
Posted by ブクログ
前作に続き、アニメから。
いやもう、やっぱりアニメはよく出来ていたと評価させて欲しい。
けれど、小説の方が稲葉の描写が細やか。
稲葉ん可愛いよ稲葉ん。
今度の試練は「欲望解放」
本来表層に現われないものを強制的に発現させる、「人格入れ替わり」よりもよっぽどキツイ。
傷つくことを、傷つけられることを怖れてばらばらになる5人だけど、
「それでもいいんだ」と結束を固める結末はやっぱ青春。
そんなこんなで2作目「キズランダム」でした。
Posted by ブクログ
ヒトランダムの3週間後の話.
今度は自分に正直になる話.
自分に正直というか,欲望に忠実というか….
普段考えても行動に移さないアレを実行させられるというか.
例えば…,いや,辞めておこう.
相変わらず<ふうせんかずら>が謎だなぁ.
稲葉ちゃん可愛いよ稲葉ちゃん.
Posted by ブクログ
1巻のように入れ替わりーはないけれど
またこれはこれで自分を考えさせる感じになってたかなー。
伊織・・・強気で良いなぁ・・
稲葉もさっぱり具合が良いけど♪
Posted by ブクログ
描写が何だか”作り物”のような感じがし、終始違和感を感じました。
自然じゃないと言うのか。
もちろん、人それぞれ悩みが違いますし、直面している当人にとってはそれが一番深刻で大きな問題なんだと感じるのは当然ではあります。人それぞれの悩みを比べて、それは小さいだのこれは大きいだのと言うのは愚の骨頂でしょう。
ですが、大多数の大人にとっては、生きていればもっと深刻な悩みや苦しみは経験してきているのが普通ですし、登場人物のさも世界の終りみたいな悲劇の主人公気取りは共感できません。
読者の年代によっても感じ方は違うでしょうから、読む人を選ぶと思います。