【感想・ネタバレ】ヒストリエ(7)のレビュー

あらすじ

マケドニア王フィリッポスに見初められ、書記官となったエウメネス。そこで出会った王子アレクサンドロス(後の大王)の二重人格の秘密に触れ、さらには王の依頼でマケドニア将棋を開発する。一方、マケドニア軍は近隣に覇を唱えるべく東進を開始。拠点になるのはエウメネスが育った町カルディア。マケドニア軍の一員としてエウメネスは旧知の人々と再会した。目指す攻略先はビザンティオン(現在のイスタンブール)である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

マケドニア王フィリッポスに見初められ、書記官となったエウメネス。そこで 出会った王子アレクサンドロス(後の大王)の二重人格の秘密に触れ、さらに は王の依頼でマケドニア将棋を開発する。
一方、マケドニア軍は近隣に覇を唱えるべく東進を開始。拠点になるのはエウメネスが育った町カルディア。
マケドニア軍の一員としてエウメネスは旧知の人々と再会した。目指す攻略先はビザンティオン(現在のイスタンブール)である。

アレクサンドロスの複雑な心情や、エウメネスが正式にマケドニア王家の、それも王に近しい家臣となったことが描かれている。

少年期のアレクサンドロスは、家臣や友人思い。涙もろく、この上もないほど優しい気性。史上に残る大王の臣下への憎悪の深さや宮中での孤立性は、今作では大王の別人格と設定されたヘファイスティオンに仮託されている。
書記官ディオドトスは言う。「はっきり言ってヘファイスティオンはどうしようもない、けどねアレクサンドロス王子は……あれは良い子だよ」
ミエザでの一件、誰も乗りこなせない荒馬ブーケファラスを駆り、落ちれば死が待つ断崖の向こう側へ飛ばずにおれない。
王子の学友レオンナトス(5巻でフィリッポスとアレクサンドロスの酒席の戯言を持ち込んだ人物です)は言う。「ひょっとして……(ヘファイスティオンが)出たのか?いや……違うな。これこそが王子だ!」
実母オリュンピアスの暗躍や不貞と教育、オッドアイ(これは史実みたいですが)や顔面の蛇のアザといった漫画的で一件馬鹿馬鹿しい記号まで、アレクサンドロスの特異性の表現に寄与している。

2
2016年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アレクサンドロス王子に関する重大事項の内容と出自が明かされ、もやもやが一気に晴れる7巻。
人格が変わると痣が消えるのが腑に落ちなかったんですが、普通に化粧で隠してたんですね。
やたらと「ヘビ」を推していたのにも繋がりました。

7巻発売に際して再び1巻から読み返したため、新たに発見も多く、文化の違いで戸惑う姿の滑稽さで笑いを誘うスタイルにも慣れました。
そして今はどっぷり世界にハマっております。
続きが気になるー

0
2011年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アレクサンドロスの過去が明らかになり、蛇の丸呑み

シーンがグロイです。

ペリントス・ビザンティオンの戦いに続きます。

相変わらず戦いにそーっと入ってくのが著者らしいけど、

盛り上げて欲しいなあ。でも何か引き込まれる。

0
2015年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アレクサンドロスの身体に宿る第二人格・ヘファイスティオンの成り立ち。
エウメネスはマケドニア将棋を考案するなど、すっかり玩具担当書記官に。取った駒が使えるというのは、チェス系ゲームでは日本将棋のみなので、これは作中オリジナルなのだろう。王から王子に王位を禅譲することができるなど、かなり独特。限定版はマケドニア将棋がおまけとして付いてきたらしい。
マケドニアはビザンティオン攻略のため、兵を起こす。

0
2013年06月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アレクサンドロスとヘファイスティオンの話は、蛇が怖すぎました。頭が飲み込まれるところ、コマ送りしすぎです。夜夢に出そう・・・。

しっかし、久しぶりだったので、前巻の最後を忘れてます。これはまた読み返さないといけないですね。

0
2011年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母によって造られた「アレクサンドロス」と、母によって行かされたエウメネス。これで舞台装置は整ったものと思われる。ビザンティオンが登場してちょっと嬉しい。

0
2011年11月26日

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