あらすじ
中継ぎ1800万円の「便利屋」という不遇から脱却できる絶好のチャンス到来!!スパイダース首脳陣が仕掛けた“奇襲先発”の試練に今季なんだか好調の夏之介(なつのすけ)が挑む!!アウェーの名古屋ドーム、まっさらなマウンド……。“先発”夏之介、昇給orDie!?
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Posted by ブクログ
優勝争い!選手も俄然燃えるわけですね。特に、このままでは年棒が下がってしまいそうな選手たち。クライマックスシリーズで、それまでバンバン打ってた選手が打たなくなることがあったり、つまらなすぎる投手戦になったりすることがあるけど、それも納得しました。グラゼニゆえ、ですね。
ナッツくん、気になる!応援してます。
Posted by ブクログ
前半は先発入りの可能性をさぐる登板に張り切りすぎて骨折する話。高校野球ではスライディングすると拍手が起き、プロは真剣さがたりないと言われるが、凡打で全力疾走していると体力が続かなくなる。どこかで手を抜く必要があるという話。
後半は二軍選手なのに気楽にプレイする樹選手。プロ意識が弱い0-3なのにバットを振ってきたりする。いいとこに打つがヒットにつながらないのはその意識の差だとする。後半は救世主になる展開ではあるのだが。
Posted by ブクログ
土壇場で「私事」だけ考えていた樹と、それに戦犯級ポカという「自分ごと」を助けられた夏之介。どっちも自分のことだけだよ! でも救われる! プロフェッショナリズムは大事だけどそれに徹しきれない人間だもの、こういう美談じゃない美談だってあるよね、というリアルでした。
Posted by ブクログ
『一流のプロ』とは何か。
野球は上手くて当たり前。
ベストコンディションを維持する。
状況に応じたプレーができる頭の良さがある。
勝負どころで活躍しチームに貢献する。
素質だけでは通用しない厳しさです。
『一流』になりきれない凡田。
優勝しても素直に喜べない複雑な心境が笑えました。
Posted by ブクログ
先発に転向する凡田は、怪我に見舞われてしまう。怪我が年俸に及ぼす影響もじっくりと描かれており、相変わらず視点がすばらしい。「生業としての野球と生活」というテーマはほんとにうまいところを見つけたなあ!