【感想・ネタバレ】酒のほそ道 6のレビュー

あらすじ

海が見える露天風呂で一杯、部屋に戻ると舟盛りを肴にまた一杯、こんなゼイタクしていいんだろうか…と思ったら、もう帰る時間!? 日帰り温泉はちょっとキビしいけど、帰りの電車でもビールを一杯!

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Posted by ブクログ

著者のラズウェル細木氏とは、引っかかる点が似ているようで、それがこの漫画を読んでいる理由だ(もっとも、これだけ長いこと続いているのは、ラズウェル氏に誰しも覚えがあるちょっとした小ネタをうまく描く技術があるからなのかもしれない)。

今回は、コラムで取り上げられている、東南アジアのコールド・ドリンクが甘い話。今は違うのかもしれないが、15年位前に中国や台湾、香港といった中華圏でも似た体験をした。のどが渇いたから日本の感覚で「緑茶」と思って買ったら、くそ甘いのだ。何度か試したが、いずれも甘かった。

よく考えたら40年前は日本でもコーヒーは必ず甘かったし、ミネラルウォーターもそれほど普及していなかった。甘くないお茶系の飲み物が出てきたのは、JAVAティーくらいからだろうか。登場したときは、けっこう斬新だった気がする。

本巻では、日本酒にこだわる、ちょっと迷惑な店のエピソードが登場するが、なぜか一部の日本酒ツウの人って“原理主義者”になってしまう。ワインとか、最近はウイスキーでもぽつぽつ登場中。情報過多と検索機能が発達しすぎたせいか。もう少しダメな感じで飲んでもよいはずだ。自分のことを正当化しているだけか 笑。

例によって「あとがき」には著名人。デイブ・スペクター氏が登場している。日本酒のことを「ジャパニーズ・ワインとでも言おうか」と評している。

本書は1999年の発売。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」で、SAKE部門ができたのが2006年だったかな。デイブ・スペクター氏、先見の明ありである。

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2021年03月31日

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