あらすじ
一年で一番夜が長い冬至の日、酒場の明かりも一段と輝き、まずは「あずきかぼちゃ」で一杯、それから「金銀融通そば」で一杯、それから「ゆず湯」に入ってビールを一杯、これぞ冬至の過ごし方!
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Posted by ブクログ
読み直し、その四。安定の内容。
第8話「愛しきホッピー」で、完全に息を吹き返す前、飲んでいるのがちょっとサブカル的な匂いがしたころのホッピーが取り上げられている。
90年代後半当時の先輩方は両極端。店にあるのを見かければ懐かしがってうんちくを語りながら飲むか、「金もあるのにビールの代替品なんて飲めるか!」と一切口にしないかのどっちかだった。本書に収められているのは前者。
ジワジワ若者の間でも認知度が高まったところに、後継者がさかんにメディアで取り上げられ、その後のプロモーションもうまくいったようだ。いまやホッピーは珍しくもなんともなくなった。
すっかり「定番」の位置を獲得したハイボールほどではないにしても、「ふたたび市民権を得た」という意味ではホッピーも負けていない。今や味もいろいろあるしね。
コラムで紹介されていた「わさび酎」は一回試してみたい。昔も読んだはずなのだが、すっかり記憶が飛んでいた。
当時は金がなかったからか、本ワサビをぜいたくに使うこの飲み方は、たぶん視界にも入っていなかったのだろう 笑。でも、よく考えたら酎ハイに定番の甲類か、本ワサビの価格帯に合わせて乙類使うのか、ちょっと悩ましい。