【感想・ネタバレ】PEACE MAKER 鐵 5巻のレビュー

あらすじ

市村鉄之助(いちむら・てつのすけ)になりすました北村鈴(きたむら・すず)に、近江屋で暗殺された坂本龍馬(さかもと・りょうま)。坂本の仇を討とうとする者達は、鉄之助を標的として定めて新撰組へと向かう。一方、近藤(こんどう)は、御稜衛士となって新撰組の襲撃を秘かに計画する伊東甲子太郎(いとう・かしたろう)を、会談のために呼び出して酒宴を開き、酔って帰った伊東を暗殺するのだが……!? 特別読切作品「日野編」も収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

血みどろの幕開け。
新撰組の崩壊。

力を持って世界を支配せんというものは、力で打ち負かされてしまう。

信じたいという気持ちは、慢心となるし。
殺すものはいつか殺される。

それでも、誤解と誤解の上に積み重ねられた歪んだ日々は、痛いよね。
まさか鈴が鉄之助の格好をして、坂本龍馬を殺しただなんて誰も思わない。
敵の言うことは信じない。
おまけに、先手を打ったつもりが、逆に後手だった時の何もできなさ加減。辛いな。

この巻は、伊東を暗殺しようとして、逆に返り討ちにあった新撰組の大混乱と、沖田総司の過去の話が入っています。
総司の過去の話はとっても辛い。

それよりも、新撰組の屯所に乱入してきた海援隊がもっと痛い。
それをしたのは鉄之助じゃないのに話を聞いてくれない。
聞く耳を持たない。
ものすごいすれ違い。悲しいね。

そして、画面が血みどろです。
わかっていたこととはいえ、とにかく黒い。
そういうの苦手な人には本当にダメなんだろうな……と思わされる驚きの黒さ。
それに耐えられない人にはオススメしないですが、本当は終わりが近づいていることが一番痛いです。

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2015年12月08日

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