あらすじ
仕事が生きがいの社長秘書・つぐみは、同僚に嵌められ会社をクビになってしまう。失意の中誤って川に落ちると、そこはまさかの19世紀のウィーンだった…!運よくイケメン宰相・メッテルニヒに拾われたつぐみは、男装することを条件に彼の見習い秘書官に!かつてのキャリアと、たまたま持っていた電子辞書を駆使して、ツグミの仕事ぶりはウィーンの社交界で徐々に評価されるように。そんなある日、周りに女だとバレそうになってしまい…!?
(この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol.52に収録されています。重複購入にご注意ください)
感情タグBEST3
未だナポレオン1世健在なり
この作品世界では何故かツグミが本来居た時代とは異なりナポレオン1世はセントヘレナで死なず存命であるのだ
ボナパルティスト、ナポレオン信奉者はヨーロッパに健在である事を恐れるオーストリアの秘密警察はツグミに警告を行う
メッテルニヒ大臣の秘書なら相当な職責であるのだから脅すのではなく国益に訴えかけるなり或いは名誉や金銭を用いるべきではないのか
ツグミはナポレオン2世ライヒシュタット公は潔白であり担ぎ上げられる事も無いだろうと確信しながらもメッテルニヒへの愛慕が強まってもいた
そうだ、ツグミはメッテルニヒを愛しながらもライヒシュタット公という幼き皇帝の嫡男に惹かれているのだ
ゾフィー妃から引き抜きを望まれ彼女に随伴するツグミは妃からライヒシュタット公が彼の実母マリー・ルイーズに逢いたがっている事を伝えられる
さて、個人的にこの作品の最も目を惹く核心がこのマリー・ルイーズとライヒシュタット公の関係性に有ると感じている
マリー・ルイーズはナポレオン1世の正妃として若くしてフランスに輿入れして程なくしてナポレオン1世のただ一人の嫡男としてナポレオン・フランソワ・シャルル・ジョゼフが生まれた
そしてこの作品世界では、ナポレオン1世は既にセントヘレナにまで送られながら生き延びている
マリー・ルイーズが故国オーストリアに還されてからパルマに移り領地を治めているのが劇中でのツグミの居る時間であり
ツグミは愛するライヒシュタット公の望みを叶えるべく女の身空でマリー・ルイーズの馬車に飛び込んでいく
そこに居たのは慈愛に満ちた女貴族であった
それならば、何故にマリー・ルイーズは実の息子ナポレオン・フランソワ・シャルル・ジョゼフと逢おうとしないのだ?!