あらすじ
■松下幸之助のそばで23年間仕えた最後の弟子が綴る松下DNA
松下幸之助の最後の弟子にして、元PHP研究所の代表取締役、
その後も参議院議員などを歴任した著者が、松下幸之助の経営哲学を語ります。
■本書は松下幸之助の経営の考え方をベースに、コロナ禍で苦しむ経営者に、
「どんなに苦しくても、必ず夜明けが来る」というメッセージがちりばめられています。
松下幸之助は、どんな困難にあっても社員を守り抜きました。2年間利益がなくても、
社員の給料が払えるほどの内部留保を築き上げたのも、
「社長一人(いちにん)の責任」「人間、偉大なる存在」という「人間大事」の哲学が根底にあったからです。
■そんな、人間・松下幸之助の言葉をじかに聞き、言葉ではなく、その心を理解しようとしてきた著者は、
PHP研究所在職時においても、30年以上、増収増益を続け、師の教えを守り続けました。
そして、苦しい時ほど松下幸之助の哲学知ってほしいと、この本にまとめました。
著者のメッセージは「災禍の時には開き直れ!そして収束後に、誰よりも先に飛び出せるようにせよ!」
経営者、ビジネスパーソンにとって
「経営を考える」「仕事を考える」など
ヒントが詰まった1冊です。
■目次
はじめに
・第1章 困難にあっても経営理念は揺るがず
・第2章 経営者は哲学がなければならない
・第3章 言葉ではなく心を読み取る
・第4章 松下幸之助の「経営知」を知る
・第5章 良き指導者は己おのれを律するを知る
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
松下幸之助の哲学の根底は『人間力』がある。
社員に誇りを持たせ、感謝し、励ますなど人間大事
経営とは、仕事を通して、自己成長を図る。
役割を完全に果たす。
誠実に取り組む。
一人勝ちは必ず自滅する。
切磋琢磨、自利利他、共存共栄
褒めるばかりでは人は育たない
寛厳
経営を行なっていくには変えるべきものと変えないものがある。
変えるべきものはその時代に即した技術、環境
変えないものは人間力、人を大事にすること
指導者のあるべき姿とは
嘘をつかない、不正をしない、覚悟をもっている
組織は
社長一人の人柄、人望、人徳で経営の成否が決まる
Posted by ブクログ
最後の方はあまり松下幸之助さんは関係ないが、著者は23年間共におられたということで、生きた言葉が書いてあると思う。昨今に欠けている人生観、経営感が回顧される内容で落ち着く。