あらすじ
徳川五代将軍綱吉には世継ぎがなく、大老格として幕閣に権勢をふるう柳沢出羽守は秘かに画策するところがあった。将軍家正統の血をうけながら、足柄山中に育った葵悠太郎の出現は、柳沢を驚倒させた。前将軍の隠し子を抹殺せよとの厳命をうけた甲賀七忍。柳沢の養女鮎姫を巻き込んだ、忍法と正剣の対決!?
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Posted by ブクログ
解説にあるとおり、少年小説みたい。エロもすくない。女は誰一人としてやられない。忍法は地味。忍者多数対一人の活躍は伊賀忍法帖と同じだが、伊賀の方が面白かった。
鮎姫が可愛い。山風のかく無鉄砲なじゃじゃ馬キャラはかわいい。ラストの小塚原突入でなかなか悠太郎が吹っ切れないせいでイマイチのりきれなかった。
Posted by ブクログ
以外、面白かった。
エロが少ないのでちょっと・・・とは思って読んでいたが
最後は結構一気読みしてしまった。
忍者じゃない女性の活躍が読んでいて楽しく、鮎姫の最後には結構泣けます。
ネタバレです。
最後の最後に「ひかえおろう!このお方をどなたと心得る!!」登場。そういえば最初に出てきていたねぇ。
Posted by ブクログ
鮎姫可愛いよ。鮎姫。
筆者が『B級にも満たない作品』と評したらしい一作。
なるほど確かに、他の山田作品に比べ情念と言うかパワーと言うか、そういう熱量はあまり感じられなかったかな。
と言うのもやっぱり悠太郎の振る舞いが影響してると思う。
べらぼうに強い訳でもなく、一貫した強い思念がある訳でもなく・・・
ちょっと読んでいて爽快感を得られない部分はあったかな。
お縫に鮎姫に敵方である葉月に、女性登場人物が軒並み印象深い立ち位置であるがゆえ、尚更。
とは言えあくまでも『忍法帖シリーズ』という期待感が高いせいでもあるけどね。柳生と比べちゃったりするから。