あらすじ
形ばかりの正妻と知りながら、恋焦がれていた王国騎士団長と結婚したラシェル。後継を設けるためだけの愛のない新婚生活を経て、ようやく授かった息子を必死に育てるものの、とある事件をきっかけに彼女は命を落としてしまう。しかし、目を覚ますと、結婚式の日に時間が巻き戻っていた! なぜ二度目の人生を送ることになったのか、やり直しの意義とは何かを考えるラシェル。――今度こそ、本当に大切にするべきもの、愛するわが子を守ってみせる。そう、あなたの愛など要りません! 決心した彼女は過ちを繰り返さないよう、新しい幸せな人生に向かって歩みはじめて……。虐げられた令嬢の大逆転劇、開幕! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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灰色さんは
灰色さんは神様なのか?
読み始めた時は、こういう展開になるなんて想像もできなかったです。ひとりの男の魂の再生の物語なのかなあ。一度目も二度目もダメだったけれど、次こそはうまくいくとよいな、と思います。でも、つづきはいらないかな。私の中ではこれで完結でスッキリです。
ASDの最強騎士の拗らせ愛かな
1度目のランスロットが辛すぎてる。
ヘンドリックは、ASD。
他者の気持ちに鈍感、感情や表情に乏しく、社会性や柔軟性乏しく、反復する事でしか社会性を習得できない。その割には剣術には天才的な才能を示し、空間視覚情報を瞬時に処理し、対応する運動能力にも恵まれた。まさにASD。両親は育てるのに苦労したみたいだし、教えた言葉の『生涯ただ一人だけを愛す』も表面文言だけを歪んで受け取り、真意を汲み取れず強情。頑なに修正不可。更に恋慕感情に不慣れでパニック様を起こし、元々、共感性も欠けるからラシェルを傷つけまくり等。心がひび割れてる…最強騎士ヘンドリック。輪廻転生したら、また出会うのでしょうねラシェルに。心のひび割れが治ったみたいだから来世では恋慕感情にパニックにならず自分の感情を素直に受け入れ、理解し、相手の気持ちを考え、相手の立場も考え、共に幸せに生きていける事を祈ります。愛し、愛される、本当の意味と愛する人を尊重する事を知るキンバリーのように。
泣きました
半分位は他でもある展開でしたが、後半、主人公が周囲の人と幸せを築いていくところは、違っていて前向きで、良かったです。
読みごたえ有り❗
とてもシリアスなお話でした。表紙のイラストがちょっと、大分、だったので内容が損した部分があるのでは?同じような表題に同じようなポーズのイラストが多いのでそのノリでしょうか?
最初の人生目もあてられない悲劇だったので、2度目の人生はラシェルもランスロットもキンバリーもじいちゃんばあちゃんも幸せで良かったです。ヘンドリックは1度目も2度目も自業自得なので別にどうでもいいです。 初恋拗らせて好きの子虐めって小学生男子か‼️大抵ずっと恨まれて恋心は気付いて貰えません、自然の摂理です。
ずっとアリーに「愛してる」と念仏のように唱えてますがラシェルとの離婚が成立するとすべて終わったかのように別れを切り出し選択をアリーに託すという卑怯さです。結局ずっと充たされず不幸だったんだな、と思いますが同情の余地も無いほど自業自得なので充たされ無くても良いです。巻き込まれたアリーは大変でしたが生活が安定してたので有り? これヘンドリック救済ループいる? 続きが読みたいようなこれで良いような複雑ですが、続きが出たら買います‼️ 徹夜して読み切る程面白いので‼️
傑作!!
冒頭があまりに切なくてランスロットを思うと苦しくなる程ですが、物語が進むにつれて目が離せなく心を鷲掴みされました。たくさんのラノベを読みましたが登場人物それぞれの視点で描かれていて表紙のイラストやタイトルから受ける印象とは全く違う大人向けの物語です。最後まで飽きずに一気に読みました。作者の構成にうなる秀逸な作品です
そういう事か!
今までコミックを読んでいて続きが気になって
購入しました!なるほど、そういう終わり方なんですね!納得です。少し思ってたのと違うけど。
1番キチガイで可哀想なのはヘンドリックでしたね
まあ、だからとラシェルにした事は許される事では
ありませんけどね!愛人アリーも、思っていたより
マトモな人でしたね。もっとヘンドリック寄り
異常者の方だと思ってましたが別人でした。
考えてみればスラム街のような所で幼い頃から
育ってきて、まともになれと言うのも酷な話しです
ヘンドリックのラシェルへの想いとやらは
愛と、憎しみが、同じぐらいだったのでしょうね
複雑な男ですね。ヘンドリックは中身が小学生で
体だけ大人なんでしょうね。
最後の方にヘンドリックも含めた全員が
生まれ変わるシーンが入ってますが、次があっても
ヘンドリックとラシェルにはくっついてほしくない
物ですね!なんか、同じ過ちをしてしまうだけな
気がする。次があるなら最初からキンバリーの
生まれ変わりと、くっついて欲しいです!
夜明け
読んだ、泣いた、徹夜した......
読み始めたら止まらなくて、徹夜、完徹しました。
しらじらと明るくなっていく窓を見ながら ヤバイヤバイ寝ないと今日も忙しいのにヤバイ、と焦りながら止まれませんでした。
最初の皆の不幸、少しのかけ違いから大きく踏み外していくさまがつらくて悲しくて、しかし
再度の生でがんばるラシェルがけなげで、ハラハラと見守りました。
もちろん、ラシェルの覚悟と気丈さに応援の気持ちを募らせて読み進めたのですが、
再度の生を、すべてを投げ打って用意したのは初めのランスで、彼の献身に胸が痛んで涙がにじみました...
初めのランスもどうか心安らかにと願って止みません。
...すっかり かの人々、この世界の虜です。
自分の気持ちが分からない
ヘンドリックはラシェルだけに心が乱される。それはラシェルのことが好きだからなのに自分のその変化に戸惑い、逆にラシェルに冷たく残忍に接する。ラシェルは、自分の気持ちに素直に従い、ヘンドリックを愛する。人が自分の気持ちや心に正直に行動する為に、心や感情が成長することが大切だと、周りの助けが必要だと思わせてくれる。最後に、これからは幸せになりそう、と思えて良かった。
何度でも、、
読み返したくなる話です!
本の方は多分途中で終わっていて番外編はあるのでしょう。
続きが気になるところです!
心の動きとして気になるのはヘンドリックですかね。本当に好きなのは?で拗らせている。
最終的に次を示唆していますがさてどちらを選ぶのか?気になります!
Posted by ブクログ
ラノベというジャンルでこのタイトルとイラストから
想像できる期待を持って読むと驚くと思う。
(ガッカリするかは読者の好み次第)
私は「作者は身近にコミュニケーション障害の人が
いるのではないか」というようなレビューを見て購入
を決めたので驚きはなかったけど、想像以上に重い内
容で少し戸惑った。
対人関係が苦手で自分自身を含む人の感情が理解でき
ない男とそれに巻き込まれる人々の話。
スッキリ感はないけど、考えさせられた。
ラシェルは後継者を作る道具だと言い切って結婚した
ヘンドリックだけど、言葉の端々からも彼がラシェル
に惹かれているのがわかる。でも本人がその感情が何
かを理解してない。自覚してるのはアリーという愛す
る人がいるので、自分がラシェルに対して抱く感情は
「間違っている」という感覚だけ。
蓋を開ければヘンドリックとアリーの関係も皆が思う
ようなものでは全くなくて…
アリーに助けられたことが新鮮で、それが特別だと思
い込んでしまったことが悲劇の始まり。
ラシェルを見ると感じるような心の揺らぎがアリーに
対してはない。 良くも悪くも。
それがアリーと一緒にいて居心地が良いと感じた理由
じゃないかな。アリーもヘンドリックに特別な感情を
持ってたわけじゃないから何も期待しないし求めるこ
ともなかった。
お互い相手に何も求めない。
居心地良さそうじゃない?
現代ならヘンドリックの抱える問題は専門医などで対
応できただろうにと思ってしまう。
作中にはヘンドリックを含め悪い人がいないのよ。
でもヘンドリックの障害?のせいで不幸になる人
が量産されてしまう。
一つ明らかにされてなくて凄く気になっていることは、
時の巻き戻しをする時、ある1日にだけ700枚の金貨
の条件をつけた人物。
結婚式以前には戻りにくいようにしたってことは、
ヘンドリック? キンバリー?
キンバリーはランスロットには生まれてきて欲しい
と願うだろうし。いや、やっぱりヘンドリック?
1回目の記憶が仄かにあったようだし。
物語りの登場人物1人1人の状況と感情が描かれて一つのストーリーとして展開していく。凄く良かったです。LINE漫画を読んで原作が気になり購入しましたが、大満足でした。
オススメ
コミックを読んで、続きが気になってラノベを購入しました。良かったです。最後まで読むとタイトルも違った意味で考えさせられます。思っていたより切なくて、泣ける。でも最後は余韻が残るような素敵なお話でした。
続くの、ですね
幸せになって、本当によかった!のに、なぜ?また次がまた同じメンバーで繰り広げられるということですよね。
他の方のレビューにあった、ここで完結でよかった、みたいな言葉があり納得。
でも続きは続きで読みたいです。
ヘンディは次は素直になれるのかな。アリーさんとこに来た肩切られた人、あの人の意図が続きにあるのかな。
灰色ローブさんの次は誰を選ぶのか、という言葉。ほんとそれ!それが気になって次が読みたいです!
お待ちしております!
凄く良かった
話しは完結するのでオススメです!
次から次へ話しが展開するので私も一気に読みました。
最後まで読むと全員を憎めなくなります。
次号が出るなら掘り下げるより新しいお話がいいです。
灰色さん✕別のお客さん
19年前に高額を掛けた人とか気になります!!
匿名
あなたの愛とは
よくある神様に過去に戻してもらってやり直す話ではあるけど、色んな人の視点で話が進むので、歪だった関係や気持ちの謎が解けていく。誰も幸せにならなかった1回目。周りの幸せを願ってでも怖くて、それでも前に進もうと踏み出して2回目はマシな人生に。やったことや努力の報いがそれぞれに返ってくる。"あなたの愛など要らない"は人によって違って見えるのが奥深くて面白い。
スッキリするけど…
他漫画のCM?からコミックを経て続きが気になり、小説読みました。
最後ら辺は想像してなかった展開で少し驚きました。
元夫の方は何と言うか…本当に“心にヒビが入っている”という言葉が相応しいと思った。壊れてる…て感じのヤバイ奴ではなく、常識が若干 通じない感じ。感情の臨機応変とか機微が自他共に対して出来てないなって思います。
水鏡も、アリーだけ見るのではなくラシェル達見てるって事は気にしてんじゃん。避けなかったのは未練ないからじゃね?って思うと少し可哀想かな…とは若干 思います。
アリーの方は元夫の最悪発言に引いたり、子供欲しいなら あっちに〜…とかの言葉が、まだ常識ある方かな?って、感じだった。
とにかく、ラシェル達には幸せになってくれて良かったし、ここまで来たら何か…うち的には来世も元夫を選ばないで欲しい…と思います。
でもやっぱり、エイダンの行動が理解出来無さすぎてモヤモヤします。マジでゲームなの?とか、ただ金が欲しかっただけじゃね?とか思うと…
公爵家も疑問に思ったのなら徹底的に追及してほしかったな。と思ってます。
匿名
いろんな愛
ヒーローは、何故あんなにもヒロインを疎ましく、酷いことばかり言うのか。とても理解に苦しみました。話が全く通じない。家族が再生するための2回目の人生。ヒロインの芯の強さと深い愛情で皆が幸せになった。ただ一人を除いて。来世で3人は巡り会うのか。次があるなら期待したい。
題名からの印象は違います
本当に悪い人はいないお話なんですよね。でも本当に哀しい。心が割れたまま生まれてしまったと作中で言われているけれど、現実社会では適応障害とか言われるんでしょうね。心が育っていない人間に貴族の地位は重すぎたし、妻の愛情は理解できなかった。妻を愛している自分も理解できなかった。本当に哀しい。生まれ直して、彼らの運命はどうなるのか、続きが読みたいです。
すごいお話です
唯一無二の愛する人とは身分の差で結婚できないが、後継者を産んでもらう必要がある、決してお前を愛することはない。
こんなことを言われても、自分は彼を愛しているからいつかはきっと自分や生まれてくる子供に愛情を分けてもらえると信じて過ごした一回目の人生の過酷さ。
2回目の人生は1回目の轍を踏まないように、彼の愛情は期待せずに義父母や義弟、乳母の親子の協力と親愛のもと、母子は穏やかに幸せに暮らしているが、一度目の運命の日を過ぎたあとはどうなるのだろう?楽しみ。
色々考えさせられた
タイトルが重い。あらすじ読んだのとも違うニュアンス。1度目の誰も幸せになれなかった展開が衝撃的でした。
ヘンドリックの思考回路がなかなかに意味不明。他のレビュー見ると、やっぱりそういうこと?って思うけど、取った行動は最悪(ASDの人がみんなそうだと思われるのも困る)。アリーや家族目線からの話で、ヘンドリックは人として極めて発展途上だったんだなぁと思いました。
ラシェルの2度目の人生が幸せで本当に良かった。母思いのランスが素敵でした。一途なキンバリーの過保護っぷりにもほっこり。ラシェルの最期に、義娘•義息...って書いてるということは、ランスにもいい人に巡り会えたってことだよね?ミルがお母さんになったことだけ具体的に書いてあって、一瞬あれ?ランスは?と思ったけど。
もし続きがあるなら、ラシェル達の次の生よりも、ランス中心の物語が読みたいなぁ...なんて。
匿名
Web版既読。
誰も幸せにならなかった一度目の人生をやり直す話。
巷にあふれかえっているやり直しモノだけど、これは一味違います。
とにかく酷さばかりが目立つヘンドリックだけど、彼はそういう性質の人だったんだろうなと思うと、結局彼のことも憎めなくなってしまって…
幸せだけど切ないラストで余韻も素晴らしいです。
イラストがこの物語にあってないことだけはとてももったいないと思いましたが、読み応えがありました。
“ある一日”とは?
超えられない“ある一日”とは?
読み落としたのか、回収されていないのか、内容と関係ないのか。
モヤりつつ、webの方の水鏡編も読んでみましたが、みつからなかった( ノД`)
・・・
水鏡編のヘンドリック、・・・・泣きました。
個人的は、愛すべきクズ夫・ヘンドリック。
表現が難しい
読み終わった読後感が難しいです。ヒロインは2度目の人生で間違いなく幸せになりました。1度目の人生で支えてくれた義弟キンバリーも2度目では想いを遂げ夫婦になり子を成し幸せになりました。
ただ元夫のことを考えると複雑な気持ちになります。間違いなくヒロインにしたことは客観的にはクズです。それは間違いないです。しかし読み進めるうちに元夫ヘンドリックにも問題があり自分でも理解し難い感情に戸惑い結果として憎悪し拒絶することしかできなかったことが読み取れます。また亡くなるときに自身が選んだアリーではなくヒロインが思い浮かんだなど、それでも自分の感情が理解できない点など同情の余地がありました。前半はただただクズ旦那だったのに読み進めるうちに彼に対する印象が少し変わりました。
誰のための物語で誰が主人公だったのか。誰のための救いの巻き戻りだったのかを少し考えさせられました。
匿名
ただ酷いだけの夫婦ではなかった
脳天気さの無い
複雑な心境にさせる物語。
スカッとスッキリとか
デレデレ甘々とかお好みの方には向きません。
夫は酷い人間であった。
しかし
妻は妻で夢見がちなお花畑の少女だった。
夫は感情が十分理解出来ない壊れた心の持ち主だった。
夫の家族は、それを理解できずに、夫にただ常識を求めるだけだった。
一見すれば全て夫が悪いかのようだが
その夫の心の歪みも何も考えず、夫の家族が、特に父親が、ただ義務と常識を求めたのでなければ
この不幸な結婚を夫がすることはあり得なかった。
妻が恋に浮かされたお花畑でなければ、この結婚を受けることはなかった。
ハッピーエンドと言えばハッピーエンドだが
割り切れないものを幾つも残す
不快感があるストーリーでした。
良かった
読後に少しほろ苦い切なさが残ったのですが、良かったです。
ヒロインの生き直しで、ある意味1つのハッピーエンドで良かったと思う部分と、不器用な公爵との関係が、他にどうにもならなかったのか…と切なくなってしまう部分がありました。
彼は変わるのか
切ない話です
1度めの人生が悲惨だった親子
2度めの人生も少し歪んだ環境ですが、幸せな最期を迎えられたので救われた感じがします
3度めはどういう状況で生まれ変わるのか、彼は変わるのかとても気になります
続きがあるなら読みたいです
ヒロインと息子の物語かと思ったら、ほとんど出てこないけど、ヒロインの夫の歪な心を矯正する物語だったのかなぁ。
なんか余り共感できなかった。残念。
Posted by ブクログ
ランスいい子すぎだ、1回目も2回目も。
対して血縁上の父親の理解に苦しむこと。
てっきり愛人が意図的に彼を狂わしたのだと思っていたら全然違った。
彼女は彼女で苦労人だったし、その世界しか知らない人だったし。
ヘンドリック自体が最初から狂っていただけだった。
他のキャラと違って、最後まで理解できないキャラだった。
本能的に怖さを覚えた。
死に戻ったラシェルのやり直し話。
と言いつつも、それを願ったのは別人であり、また様々な人に視点が切り替わって進む話なので、ラシェルが主人公というより、群像劇のようだった。
やり直せば、皆マシな人生を送れるだろうと言われていたが、ラシェルたち「普通」の人たちは皆幸せになったものの、ヘンドリックだけが取り残されて終わったような。
結局彼を理解したのは超常的な存在だったというのが何とも切ない。